昨日、この本「男性看護師ですが何か?」(KADOKAWA刊 えぼし著)を読了した。
この本は女房が図書館にリクエストしてと私に言ってきたので、私がリクエストした。
女房は5日ほどで読み終えて、「図書館に返して」と私に言ってきた。
私としてはこの本に何の興味もなかったが、さわりだけでも読んでおこうと考え読み始めた。
読むと、それなりに面白かった。
そして、今日読み終えてしまった。(筒井康隆の「敵」を読まなければならないのに)
私が一昨年膀胱がんの手術で入院したときに、男性看護師にお世話になった。
それ以前にはその病院に男性の看護師はいなかった。
男性の看護師に最初は違和感はあったが、夜中に男の看護師が来るとなんかほっとした。
女性の看護師には言いずらいことも、男性にはいえた。
手術をして退院するときに、排尿のために尿管に挿入しているカテーテルを看護師が抜いてくれる。
そのときに女性の看護師は、ほとんどカテーテルだけをつかんで引っ張って抜くだけだった。
それだと私としては痛いのです。
一昨年、退院するときに来てくれたのは男性の看護師だった。
その男性の看護師は、私のモノに手を添えてやさしくカテーテルを抜いてくれた。
私は、心からその看護師に感謝した。
ただカテーテルを引っ張られて抜かれる不快な私の気持ちを、男の看護師は理解していてくれた。
たいした違いではないことだけど、この気持ちは女性には分からないと思う。
この本はよかったです。
若い青年がどうして看護師になったのか?
なぜ、それを続けてこられたのか?
男性看護師の苦労や喜びが理解できました。
私は、男性の看護師は病院に必要か?という思いで長いこと生きていた。
しかし私は今思います、男性の看護師は絶対病院には必要です。