4月の句会の結果

2012年05月15日 | 健康・病気

4月30日投句締め切りのわいわい雑俳塾句会の題は、
「遠足」「山吹」<下五“なかりけり”しばり>だった。
この題には泣かされました。
「遠足」なんて今の私の暮らしに縁がないし、
「山吹」なんてこれまで気にとめてこなかった印象の薄い植物で、
“なかりけり”には逃げ出したくなりました。

「遠足」
遠足の列とゞまりてかたまりて             高浜 虚子
遠足の一団すぎし水を撒く                    星野 立子    
遠足の埃くささに乗り合はす                  上西 左兌子  
遠足の子にはじめての海あをき               久保田 万太郎
遠足の濡れしょぼたれし列のまた                  〃
 
「山吹」  
川波に山吹映り澄まんとす                   高浜 虚子  
遠くより見てゐし雨の濃山吹                  稲畑 汀子
山吹の一重の花の重なりぬ                  高野 素十    
山吹やひそかに咲ける花の濃く               久保田 万太郎    
山吹も葉がちの雨となりにけり                    〃
   
<下五“なかりけり”しばり>    
壬生狂言をはる口上なかりけり                高橋 克郎
亀鳴いて小せんに後(のち)のなかりけり            久保田 万太郎    
落椿足のふみどのなかりけり                       〃
カメラもたぬ花人とてはなかりけり                     〃    
汐干貝いまもむかしもなかりけり                      〃

題が出されたときに紹介された句です。
この句を頼りに俳句を作りました。   

3位 九想  11点
それぞれに遠足の子ら花持って      4 
山吹の一枝を持ち山登る           4 
暮れの春吾に才能なかりけり        3 

私は3位で、2位と1点差、優勝とは3点差で今回3位は3人いました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする