pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

マイレージ、マイライフ

2010-12-07 13:33:49 | アメリカ映画(ま行)


2009年 アメリカ作品 109分 パラマウント配給
原題:UP IN THE AIR
STAFF
監督:ジェイソン・ライトマン
脚本:ジェイソン・ライトマン、シェルドン・ターナー 原作:ウォルター・カーン
STAFF
ジョージ・クルーニ ヴェラ・ファーミガ アナ・ケンドリック ジェイソン・ベイトマン

「マイルがつかない金は使わない主義だ。」
これ、うちの夫だ…。
マイルに限らず、ポイントと名がつくものには躍起になる夫。違うお店のポイントでも、このサイトを経由すれば一つのポイントに合算出来るんだ、などと言いながら、日々せせこましく研究しております。まぁその甲斐あって先々月沖縄に格安で行けたので感謝しなくちゃいけないとこですが…。私には見習えないマメさです。1000万マイル貯めると機長と対面出来る(でもそれってそんなに魅力的なことか?)、飛行機の機体に自分の名前を載せてくれるって、本当にあるサービスなのかな?夫にそれ伝えたらますます躍起になるかな!?(笑)

そしてこの解雇言い渡しの役という仕事も実在するのかな?
言い渡す方にも言い渡される方にもなりたくないけど、もし言う(言われる)のであれば、ライアンが主張するようにせめて直接言いたいし言われたい。パソコンの画面を通してだなんて、本当に使い捨てられたという印象しか残らなくてやるせない。過去に一流レストランでアルバイトをしていた男性の解雇言い渡しの際のライアンの説得は、むしろ将来に希望すら湧いてくるような内容で、とても感動した。単純な私があの説得されたら「そうですね!」なんて喜んで退室してしまいそう。(笑)
ライアンは同じ場所に留まり、家族や決めた一人のパートナーと絆を深めるといった人間関係を「重荷」と言っては今まで嫌ってはいたけど、仕事で直接のやりとりを重視したりと人間らしい思いやりを持っていて嫌いにはなれない人物だった。結婚だって個人の選択の自由だし、結婚=幸せではないし。あの行動の身軽さには見習いたいものがある。むしろ、仕事は生身の人間をどん底に付き落とす職業にも関わらずネットによる合理化、なのにプライベートでは結婚という直接の人間関係を重視するナタリーのが気に食わない
そのナタリーに触発されてライアンがアレックスの家に押しかけた結果が、何だか妙にリアルで残念な結果。これがハッピーなものだったら話はキレイにまとまって感想も書きやすかったのだけれど、個人的にはこの現実的なエンディングが好きだったりする。大切なことに気付けたライアンにはこの先もっと素敵な人が見つかると思うなぁ

ただライアンの妹婿に説得するシーンで、人生のパートナーの女性を「副機長」と表現したのはあまり好感もてなかった。飛行機にかけたんだろうけど、男性が機長、女性が副機長というのが面白くない…。なんてことを言ってしまうから、よく周りから「我(が)が強い人だ」と言われてしまうんだけどねぇ

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。