かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

沸き立つ液体

2009年10月14日 18時48分07秒 | 医者仕事
紙コップの中の液体は沸き立っているが、その紙コップには霜がびっしり。何のことかおわかりだろうか。
液体が沸き立っていて湯気とおぼしきものが出ていると熱そうだが、かなり冷たい。というよりは素手でもっていられないくらいの代物である。飲むなどとんでもない。というのも、液体の正体は窒素である。何に使うのかというと、いぼを「焼く」のである。いわゆる窒素療法であるが、今回は1箇所どころではなく数えるのも面倒なくらいのいぼが散在していて焼いていくこちらも面倒なくらいであった。だがしかし、貴重な経験ができた。
明日で入院患者は全員退院するらしく、週末は病棟に患者がいないため完全にフリーになることが決まった。すばらしい。