かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

あとの縫合が大事

2009年10月13日 17時56分17秒 | 医者仕事
今日は手術日なので、いきなり手術室に向かった。今日は手術が1つだけなので午前中には終わるだろうと思ったら、案の定11時過ぎにはきちんと病棟に送り届けるまで終わった。今日の手術は皮膚の悪性腫瘍を切除するもので、そのままだと皮膚に穴が開いているので、下からうまく皮膚を寄せてきて縫い合わせるという、形成外科の面目躍如たる手術といえなくもない。真皮縫合をすませるとかなりきちんと寄せられていて、表皮の縫合は軽く押さえる程度のものであった。外科であればダーマボンドですませるところだが、そこは形成外科。抜糸を厭うこともなく、表皮にもきちんと糸をかけるのである。
午前中はだいたいそれで終わり、午後は入院している人の処置をちょこちょことやった。その作業も3時頃に終わり、保険診療について簡単にレクチャーがあった。
その後は退院についてちょっと病棟と行き違いがあったらしく、面倒ながら病棟に出向いて始末をつけた。
外は明るかったので、時間があるうちにと思いちょこちょこ症例のデータベースを作り始めた。