かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

旅の後片づけ

2009年03月21日 18時13分01秒 | 一般
帰ってきたのは日付が変わってからで、片づけの開始はさらにそれから時間が経ってからだった。洗濯したり、バッグに入れていたものを元に戻したり。はたまた留守中のメールに目を通したり、旅行の決算を作ったり。
決算をまとめるのが一番大変で、パンフレットやレシートをもとにして計算をするのだが、ときに記憶に頼らなくてはいけない部分があるので、できるだけ早くやらなければいけないというわけである。
車についていえば、6日間の走行距離がざっと1235キロ。1日平均200キロオーバーなので四国を縦横に走り回っていたことになる。入れたガソリンの総計はおよそ71リットルで、燃費はリッター17キロということになる。かなりいい数字だ。ある程度のスピードが出せたからだろう。都内を走っていたのではハイブリッドでもない限りこんな数字は出ないだろう。
旅のまとめを金を通してしているようなものだろうか。
今日から春の甲子園。決勝戦まで見ることができないのは残念だが、見られるものは見てみたいと思っている。

最後の大どんでん返し

2009年03月20日 23時52分24秒 | 一般
この旅行の最初の日に「最後にとんだどんでん返しが待っていたものだ。」と記したが、そんなものは前座ですらなかったようだ。今日は恐るべき罠が待っていた。
さて、朝のうちに予約しておいた観潮船に乗って鳴門海峡に向かった。渦潮は潮の流れの変わる特定の時間帯しか起こらないので、タイミングというものがある。そのタイミングがこの日は朝だったので、前日泊まって朝に船に乗るというスケジュールになったわけである。残念ながら写真にあるような大きな渦潮は見られなかったが、小さなものは少し見られた。海峡にはいると波が急に高くなったのには驚いた。今にも波飛沫がかかりそうなくらいであった。
20分ほどで港に戻り、その後は予定通り祖谷渓に向かった。吉野川の支流沿いの渓谷で、まさに絶景である。ただし、行くのにかなり時間がかかり、道も曲がりくねっているので大変。だが、それに見合うだけのものであるとは思う。
途中で名物の祖谷そばと川魚の塩焼きに舌鼓を打ち、そのあと祖谷かずら橋に行った。谷にかかる橋なのだが、足場がお世辞にもいいとは言えないのでかなりスリルのある場所である。昔の人はすごい。そして、川底まで見えていて川が澄んでいた。が、それが見えるだけに余計に怖いというのもまた真実である。ちなみに、あのあたりではでこまわし300円、アユ・アメゴの塩焼き500円というのが相場のようである。
次の予定まで時間がまだあったので、丸亀に寄ることにした。城が見えたので路駐して丸亀城に行った。坂が急で登るのが大変だったが、例によって眺めは素晴らしかった。瀬戸内海が見えるのも高得点であった。
次にうちわの港ミュージアムに寄った。ここは入場無料で、時間があればうちわを作る体験もできる。家族向けに小さなうちわを買って帰ることにした。
そして、瀬戸大橋を渡って岡山県に戻った。ちょうど今日からETCで通行料金が1000円になったようで、その恩恵を意図せず受けることになった。ナビだと3150円というのが1000円というのは驚く。
夕食はタコ料理。コースだけでなく唐揚げも頼んだが、どれも非常に美味しかった。板前さんが気さくな人でタコをさばくところも見せてもらった。鮮度が違うと味も全然違うようだ。
と、ここまでは順調だったのだが、ここからがえらいことだった。
夕食に思いの外時間がかかり、レンタカーを返すのが遅れるだけでなく新幹線にも乗り遅れそうになったのである。しかもレンタカーを返す前にガソリンを満タンにしなければならない。これまでの運転とはうってかわった運転で一路岡山駅を目指したが、間に合いそうにないのでまずレンタカーの店に連絡を入れ、それから先に岡山駅のみどりの窓口に行ってもらって後の新幹線に変えてもらうことにした。
ぎりぎりか厳密には少々アウトというタイミングだったが、幸か不幸かうまく指定席の変更ができ、レンタカーの返却についても時間になる前に一報を入れておいたからか、追加料金は発生しなかった。
そこまで来ればもう安心。できた時間を利用して岡山駅の土産物屋をのぞき、もう一品土産を追加した。
そして、新幹線に乗って帰京したというわけである。

ナビの凄まじい指示

2009年03月19日 22時36分14秒 | 一般
今日は高知城に行くところから始まった。高知城はけっこう見るところが多く、じっくりと見ているとついつい時間を過ごしてしまう。この日の高知は天気が悪かったようで、昼前から雨になった。
高知城を出てから桂浜に向かい、坂本龍馬記念館に行った。これまたしっかりとできていて見るものがかなりあり、時間をかけてじっくりと見た。それから桂浜公園まで移動し、坂本龍馬像を見た。天気はこのころが最悪で、雨もかなり強くなっていて車に早く戻りたくなったのはやや残念だった。
昼はまた遅めになり、ガイドブックで見つけたちりめん定食を食べに行った。ところが、場所がよくわからず、止まって探すわけにも行かずにうろうろとしてしまった。結局機転をきかせてくれたおかげで無事発見することができた。小さな店で始めていく人間にはやや酷な場所であったようだ。昼の部の閉店間際で客は他におらず、ほどなくして出てきたちりめん定食は大きなじゃこがこんもりと盛られていてそれに驚き、口にしてみてうまさに驚くという二段構えであった。
時間と天候の都合で、祖谷渓に行くのは次の日に回すことにして和三盆の店に行くことにした。ナビで最初に見つけたルートは高知から香川に向けてぐるっと回るルートだったので、距離優先で再探索させたルートで行った。すると、行けば行くほど道が細くなり、どうみても目的の店がありそうな風景ではない。近くに来たら今度は農道のような道で、疑いを抱きながら進めていったところなんと店の駐車場の裏手に出るとんでもないルートだった。無事につけたのでよかったようなものの、着く寸前まで全くわからず初めて行く人間の使うルートではなかったようである。
店ではお茶と打菓子のサービスがあって、ありがたくいただいてお土産にも買った。
そのあとは下道を行って鳴門へ向かった。もともと渦潮を見るのが目的なので、宿も観潮船乗り場に近いところになった。いざチェックインしてみて驚いたのは、かなりいい部屋だったこと。これまでで部屋だけなら一番いい部屋だったのではないかと思う。料理は鳴門の鯛づくしで締めは鯛茶漬け。とても美味だった。飲んだ酒もすばらしかったが、特産のすだちジュースもスッキリしていて美味しかった。最後の夜のこれには感激してしまった。快適な夜を過ごすことができそうというわけである。

清流に手を浸す

2009年03月18日 22時52分24秒 | 一般
朝にもう一度道後温泉本館に行った。今度は一番安い「神の湯階下」。何も付いてこない、シンプルなもので銭湯に近いものである。地元の人も多く通うということで、行ってみると確かに地元の人と思われる人々が多く入っていた。混雑というほどではなかったので、賑やかさを楽しみつつ入浴できた。
昨日「坊っちゃん列車」に乗ったので、今日は車で移動した。まずは松山城。松山城は丘の上にあるのでロープウェイとリフトがあったが、今回はリフトで行った。スキー場以外でリフトに乗るのは初めての経験だった。眺めがよく、城内を移動するのも面白かった。
次に立ち寄ったのは子規堂。正岡子規の生家を寺に移築したものだそうで、寺の敷地内にあった。間が悪いことに、ちょうど訪問した日に大きな法事があったようで、読経と鐘の音がBGMとなった。これまで正岡子規の人となりはよく知らなかったが、少しだけ触れられたような気がした。
愛媛から高知に行くには実は高速道路はあまり使えないので、西予宇和ICから須崎東ICまでは山道を通っていくのが一番いい。途中で内子に寄って町並保存地区を見たり、教えてもらった酒屋でお土産の酒を買ったり。宇和島で遅めの昼ご飯のつもりだったが若干の差で間に合わず、結局昼食は食いっぱぐれになってしまった。ジャコ天はちゃんと買えたのでまだよかった。
山道は四万十川の中流から上流に沿っていて、立ち寄った道の駅四万十とおわで川岸に降りることもできた。四万十川の水に触れると澄んでいて冷たかった。なお、ここでもまたしてもタッチの差でソフトクリームを逃した。
その後は頑張って須崎まで行って、そこから高速道路で高知市に向かった。今日の宿は高知駅近くのホテルなのだが、駐車場がえらく狭くて車のとりまわしが難しかった。
一泊朝食付きなので、夕食はかねて予約しておいた土佐の皿鉢料理に舌鼓を打った。土佐の地酒も旨かった。

石段に挑む

2009年03月17日 22時05分52秒 | 一般
昨日は温泉でゆっくりし、疲れを癒してから山にある金刀比羅宮に挑んだ。幸い、宿の駐車場に車を置かせてもらえたので心おきなく歩いていくことができた。有名な石段はなんと本宮まで785段、奥社まで1368段もあるということで、いい運動になる反面、運動不足の身には若干こたえる数字である。参道の途中には土産物の店だけでなく木彫りの店もあって、かつては昭和天皇も見えたらしい。
本宮にはほどなくして着いたのだが、奥社までは一苦労だった。ただ、眺めはその苦労に見合うすばらしさであった。次に訪れる機会があったとしたら、そのときはここまで登ってこられるだろうか。
下りの途中で表書院に寄った。表書院の障壁画はなかなかよかった。奥の部屋には未完成のものがあり、さらにはパステルが枠にもはみ出していたりとなかなか面白かった。また、旧金毘羅大芝居にも立ち寄った。意外とこぢんまりとした小屋で中までは入らなかったが、歴史を感じた。
坂道の上り下りで足腰もだいぶ疲れたところで、車に乗って琴平を後にした。次の行き先は道後だが、途中で釜揚げうどんを食べた。シンプルだが、こういうのが一番うまいものだ。するするっと入ってしまった。
高速道路で愛媛県に入り、松山から道後に向かった。道後温泉駅で宿の人に迎えに来てもらって、車をまず駐車場に入れた。そのあと、道後温泉駅から路面電車に乗って坂の上の雲ミュージアムと愚陀仏庵に行った。「坂の上の雲」はあまりきちんと読んでいないので価値は半減してしまったかもしれないが、それでも結構面白かった。さらにはデザインも奇抜で見た目も面白かった。愚陀仏庵は松山時代の夏目漱石の下宿で、一時期は正岡子規とも住んだ家である。外見だけで中にあがることはできないが、建物を見ているとかつて漱石が暮らしていた様が何となく浮かんでくるようである。
道後温泉に戻る際に「坊っちゃん列車」に乗った。運賃はやや高いがなんとも情緒あふれる車両。切符は車内でも買えるが、あらかじめ持っている方が先に乗れることがわかった。
宿は小さなもので暖かい雰囲気だった。食事は美味しく、道後の地ビールもよかった。
一休みしてから、道後温泉本館に行った。一番高い「霊の湯三階」にしたら個室の休憩室にお茶と団子、それに浴衣と皇族専用の浴室の案内が付いてくる。この個室は漱石も使ったということで、その部屋の一つが坊っちゃんの間になっている。浴室は霊の湯はやや小さい。歴史を感じさせるいい温泉である。
宿に帰ってから宿の浴室にも行った。湯自体は道後温泉のものなので同じだが、場所が違うと全然違うから不思議なものである。

瀬戸内海を渡る

2009年03月16日 22時06分50秒 | 一般
今日は高梁を出て、吹屋に向かった。細い山道を運転していると、かなり消耗する。おまけに細い道なのに対向車が来た日にはさあ大変。
吹屋はベンガラで有名な場所で、昔の町並みが保存されている。ベンガラの工場やベンガラ屋敷などがありけっこう面白かった。
吹屋から岡山に向かう途中で備中高松城跡に立ち寄った。同じ備中でも備中松山城とは大した違いで、現在は公園になっていていくつかの碑が当時のことを伝えるのみである。
岡山でドミグラスソースカツ丼を食べてから後楽園と岡山城に行った。
後楽園はさすがに三名園に数えられるだけあって見事な日本庭園だった。岡山城は後楽園から橋を渡った向かいにあって、ついでに足を伸ばした。
その後、いよいよ高速道路に乗って四国に向かった。今回はレンタカーにETCがついていたので、持って行ったETCカードを初めて使うことになった。少し安いうえにゲートをほぼ素通りなので楽である。
瀬戸大橋を通ったら、瀬戸内海の島々を横目に見ることができた。
今日は琴平についたところで一泊し、明日こんぴらに行く予定である。

いざ岡山へ!

2009年03月15日 20時54分32秒 | 一般
今日から5泊6日で岡山と四国に旅行。実は瀬戸内海を渡ったことがなかったため、四国には今回が初訪問ということになる。
今日は新幹線で岡山に行き、レンタカーを借りた。ティーダラティオを運転してみたかったので、自分で予約するのを幸いにこの車種を頼んでみた。が、スタートして間もなく店に呼び戻された。車検証をわたし忘れたというしょうもないことだった。
有名なえびめしで腹ごしらえをして、今日は倉敷に向かった。倉敷の美観地区は車で入れないので、駐車場に車を置いて徒歩で入った。
まず向かったのは大原美術館。モネの睡蓮には見とれてしまった。美観地区にはガラス工芸の店もあり、美しい倉敷ガラスが並んでいた。地酒もあり、自分用に2本買った。
倉敷を出てから高梁に向かった。高梁川の美しい景色を横目にひたすら北に進み、今日の宿についた。
ところが、宿についたらさあ安心ではすまなかった。なんと宿の玄関の前に車を入れろという。まるでテレビ番組の企画並みである。冷や汗をかきつつ何とか入れることができた。
最後にとんだどんでん返しが待っていたものだ。

旅支度

2009年03月14日 17時06分39秒 | 一般
普段あまり旅行をしないので、いわゆる旅行セットが全くない。いわば、戦争の度に農民を徴募しているようなもので、常備軍を備えているのと比べると準備の手間は相当な違いになる。
そんなわけで、まずかばんを引っぱり出すところから始め、次に着替えの用意という流れで準備をしていくことになった。荷物のかさの多くはこの着替えで占められることになるだろう。本はそんなに持っていく必要はないだろうから、たぶんそれほど重い荷物にはならないはず。これはありがたい。
旅行に出かける前というのは旅慣れない身だからこそのちょっとした高揚感がある。準備というのもわりと面白く楽しいものである。まあ国内であれば手抜かりがあったとしても最悪現地調達という手もあるので、財布さえ持っていれば安心できるというのもある。気楽に行けばいいだろうか。

東京の物流の最前線

2009年03月13日 14時37分59秒 | 一般
今日は早起きして築地市場へ。6時前というのにたくさんの見物客がいて、人気のある場所ということがわかった。こんなに早起きしたのは有名なマグロの競りを見るためで、ちょうど見学者スペースに入って少ししたところで間近で競りが始まったため存分に見ることができた。ただし、話しているのが「築地語」だったため何を言っているのかはよくわからなかった。おそらく日本語に意訳すると「×円の声がかかりました~」のようなことを言っていたのだろうと思うが、独特の雰囲気が感じられた。
さすがに仲卸が集結しているだけあって、単位がすごい。カツオブシでもキログラム単位で売っているし、魚なども当然箱単位である。小道具を売っているところもあれば、小さな売店ももちろんある。
ただ、いかんせんここは市場であって観光場所ではないので案内表示もわかっていないと活用できない類のものが多く、事前の下調べが足りなかったせいで迷った場面もあった。
場内の小さな店で朝食。場内で働いている人が主に利用するような店で、観光客はほぼいなかった。が、決して味が悪いわけではなく十分に美味しかった。
市場の中は自転車やオートバイなどの様々な乗り物が縦横無尽に走り回っているため、じっとしていることもできず、歩ける場所も限られる。なので、あまり長居をすることはなく、ざっと見て回って帰った。
感覚としてはもう午後のような気分だったが、世間は通勤通学の時間帯で、その違いが何となくおかしかった。
活気あふれる築地市場。ぜひ一度行ってみてみるといい。

ガソリン代

2009年03月12日 18時06分38秒 | 一般
ようやく今日大学の保健センターで診断書を受け取ることができた。料金は100円。ワンコインであった。少ししゃべっただけの診察だが、診察なしに診断書は書けないことになっているのでしかたがない。これで医師免許申請に必要なものはだいたいそろった。後は収入印紙6万円と、合格通知だけである。収入印紙は直前になったら郵便局で買えばいい。合格通知は27日にならなければわからない。なので、もうこれに関しては特にすることはない。
帰りに行きつけのスタンドでガソリンを入れた。単価が108円というのは驚いた。ここしばらく給油をしなかったので、ガソリンの値段もあまり気にかけなかったが、最後に入れたときよりもずいぶんと安いような気がした。円高になったせいもあるのだろうか。じきに少し遠出する用事があるので補給は大事である。