かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

経済学のバイブル

2009年03月08日 20時49分56秒 | 一般
ケインズの「雇用・利子および貨幣の一般理論」をようやく読み終えることができた。この前アダム・スミスの「国富論」を読んだが、分量と手間は反比例といってもいいくらいで、分量としてははるかに少ないのにも関わらずかなり読むのに時間がかかった。おまけに一読したくらいではこの本はほとんどものにできないのではないかというくらいで、この類の本を久しく読んでいなかった身にはかなり堪えた。
この本を一言一句検証しつつ読んでいる時間はないので、あくまで削るように読んだだけだが、考え方を作り出す本とはすごいものである。おせじにも経済学の素養があるわけではないので、まっさらな状態ではあるわけだが、もう少し解説してくれる本が読みたくなった。
繰り返し読んで反芻する時間があれば腑に落ちることもあるだろうが、いかんせん時間に限界があるために、そこまではできないのが残念なところである。