かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

空は白い

2009年03月27日 15時59分18秒 | 国家試験
今日は第103回医師国家試験の合格発表。ネットで見る手もあったが、F5連打にいらつくのも嫌だったので直接厚生労働省まで行って見てくることにした。
そういうわけで、地下鉄で霞ヶ関に出てそこから徒歩ですぐの厚生労働省へ。向かいに日比谷公園があって、早すぎたら公園で待っていようかと思ったが、それは取り越し苦労であった。ご丁寧に矢印で案内があり、難なく発表場所にたどり着いた。すでに行列ができており、その最後尾にそそくさと並んだ。2時にはまだ早かったので、並んだまましばらくワンセグで高校野球を見て時間をつぶした。
合格発表は大学入試と違って掲示されているのではなく、番号が印刷された冊子を見るという形で、その冊子が10冊あるというわけである。
どういうわけかその番号の写真を撮ったり記念撮影をしている理解できない人たちがいたが、何がそんなにうれしいのかよくわからない。自分の番号を見て、すぐに立ち去った方が後の人々のためになる。喜ぶにしても、そこから立ち去ってからでもいいはずだ。

それはさておき、もちろん自分の番号はしっかりとあった。すぐに建物を出て、合格の連絡をしてから地下鉄に乗って新宿三丁目に向かった。新宿区保健所は出口すぐと書いてあったのだが、その出口までがかなり長かった。
出口からは確かに目の前だった。医師免許の申請はとくに引っかかることもなくすみ、ついでなのでジュンク堂に寄ってから帰ってきた。

今回の合格基準を見ると、満点の値がおかしい。加えて臨床の合格基準も380点という3で割ると2あまる数だった。必修以外のところでも採点除外が出て、しかもその理由が受験生レベルでは難しすぎるという今まで聞いたことのない理由だった。また、1問だけ設問不備というのがあった。それを考えると、今回の国家試験は、やはり少しおかしかったということなのかもしれない。もっとも、除外などの措置があった問題は500問のうちのたった12問であるから、大勢にはそんなに影響しなかっただろうが。