かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

敵は脂肪

2005年04月20日 21時39分44秒 | 一般
まるでダイエットしているかのようなタイトルであるが、これは解剖実習の話である。昨日から始まっているのだが、諸般の事情により今日が初めての実習になった(自分にとって)。
ロッカーで白衣に着替え、サンダルを履いて解剖実習室へ向かった。ところが、場所がまたややこしい。なんで正面から入ったのにすんなりと行けないんじゃ!いろいろと話を聞いていたが、いざ入ってみるとそれほど匂いはきつくなかった。どっかでかいだことのある匂いのような気がした。で、肝心のご遺体であるが・・・。顔が布で覆われており、とくに恐ろしいとも思わなかった。何ということはなかった。で、黄色い脂肪組織を除去にかかる。実はこの中に血管やら神経やらが隠れており、気をつけないとそれらも除去してしまうことになるので、大いに注意が必要である。ま、実際そういうミスをやってしまったわけだが。人体の対称性に少し感謝した。解剖実習には様々な都市伝説が流布しているが、見た限りではそのような不心得者はいなかったと思う。今日は体調がまだ回復しきっていないこともあり、腋窩にやや手をつけたところで女子2人を残して先に帰らせてもらった。明日はどこまでできるかな?ちなみに彼女ら9時半までやってたらしい。すげえや。

うそからでたまこと

2005年04月19日 22時19分07秒 | 一般
昨日総合実習室でスケッチをしていたときの話。「ゴホンゴホン」「具合悪そうだね。それじゃあ明日野球行けないね(だから明日解剖に来なさい)」「風邪引いたら学校にも行けないよ」という何ということはない会話をしていた。冗談半分のこの会話だったが、なんとなんと本当になってしまった。今朝起きてみるとどうもいつもと様子が違う。なんかだるくて頭も痛い。体温計で測ってみると見事に発熱していた。当然練習にも行けず、もちろん学校にも行けず。一日を棒に振ってしまったわけである。今はだいぶ良くなった(気がする)。だから、きっと明日は学校に行けるに違いない。午後から解剖だけどね。

無神経なヤツ

2005年04月18日 21時08分33秒 | 一般
今日は組織学総論実習の最終回。神経の観察とスケッチである。とある事情(寝坊したとかそんなわけではないよ)により午後に登校。明日から解剖実習が始まるので、道具をいろいろ買った。財布はスッカラカンになってしまった。今月はよく金を使うなぁ。
さて、肝心のスケッチだが色鉛筆が使えるとあっというまにそれらしく描けるのがちょっとうれしかった。これまで本の図でしか見たことがなかったランビエ絞輪が見えたのは若干感動した。これに限らず、私は標本の乗ったプレパラートを顕微鏡で眺めるのは好きである。しかし、それをスケッチするのはやや苦手である。今日はいつもより遅くまで残って頑張った。ところが、私の隣の人は何時間も1つのスケッチを描いていた。まったくもって脱帽である。

実はこの後にとんでもないことが起こった。帰り道でのことである。自転車をこいでいたらかなり大きい破裂したような音が聞こえた。しばらく気にせずこいでいたが、どうも後輪がおかしい。振り返ってみると、空気が抜けてぺしゃんこになっているではありませんか。なんてこった。そのまま行きつけの自転車屋にいってみたら、無情にも臨時休業のお知らせが貼られていた。さあ、どうしよう。タウンページを見てみると、出張修理の自転車屋を発見。すかさず電話し、夜に直しに来てもらうことにした。思ったより深手で、タイヤが完全にすり切れて穴が開いていた。遅かれ早かれこうなったのだという。それなら野球の行き帰りでなくてよかった。自転車は直りまた働いてもらえそうだ。

熾烈な打ち合い

2005年04月17日 22時53分44秒 | 野球
自治医大まで行って練習試合。先に結果を書くと14対12で負けた。これだけだとかなりの乱打戦と思われるが、実は安打はそんなに多くない。なぜこんなに点が入ったのかといえば、エラーのせいである。両チームともにだ。序盤は自治医大側が若手しか出さなかったこともあり守備の乱れにつけ込み得点。それだけならよかったが、こちらの守備も乱れたためビッグイニングを与えてしまった。序盤は回が進むのが非常に遅かった。
かくいう自分はどこにいたかというと、二塁近辺にいた。つまり二塁の塁審だったのだ。二塁の塁審は塁審の中では一番大変だ。というのも、状況に応じて場所を大きく変えなければならない上にダイヤモンドの中にはいるときは少なくとも中腰にならなければならない。じつに面倒な上に疲れる。今日は右足内側の筋肉を痛めていたため、さらに辛かった。
もちろん塁審だけをやっていたのではない。途中で交代し、ベンチに戻った。今度はコーチャーだ。一塁の方は何度も経験があるのだが、三塁は難しいし、やったことがなかった。今日初めてやったが、やはり勝手が違う。試合に出なかったのかというと、実はそうではない。ほんの少しライトに入っていた。ほとんど経験のないポジションだった。結局ボールは飛んでこなかったので、問題はなかった。
今日の試合で得たことは多々あるのだが、それはここでは省略する。

イメージと実際

2005年04月16日 22時29分11秒 | 野球
今日は午前練の日である。事情があって途中で離脱しなければならなかったので、守備練しかできなかった。キャッチボールからどこかおかしかった。腕だけならある程度コントロールがつくが、体全体を使って投げるとこれがまた何とも。これじゃ話にならない。しばらく内野で練習しているが、今日はまたひどかった。できるはずのことができない。できたことができない。とくに後者はとても悔しい。体が思った通りに動いていないということだ。できたときと同じ動きをしているつもりでも、どこかしらずれているのであろう。
時間の都合で投球練習ができなかったのが残念である。なんとかコントロールを取り戻す練習をしないとね。

私の血は動いていた

2005年04月15日 21時36分00秒 | 一般
今日は一日中組織学。血液の講義とスケッチだった。何かいやな予感がしたが、やっぱりそうだった。自分の血液を見ましょうというわけだ。もちろんそこら辺に自分の血液があろうはずもなく、注射針でブスリとやって採るわけだ。これを自分でできるわけもなく隣の人にやってもらった。もちろん自分も採ってあげるわけだが、自分が下手なのかかなり痛かったらしい。ごめんね。さて、生体染色と固定したものとを見たわけだが、生体染色した方を見たら赤血球が蠢いているのが見えた。もちろん白血球もあった。固定しても赤血球が消えてなくなるわけもなく、見えるのはほとんど赤血球。あとは好中球と単球(=マクロファージ?)ばっかり。好塩基球はおろか、好酸球も見えなかった。残念!
さっさとスケッチを終わらせた。出てなかった分のプリントもコピーできた。じつにいい日だった、のかな?
右足が痛いのは余談だがね。

調子が戻らない・・・

2005年04月14日 23時58分18秒 | 野球
今日は先週以来1週間ぶりの練習だった。午前中は講義に出て、午後は練習。
今日もフリーで投げたのだが、先般来ずっと考え続けてきた速い変化球の握りを試してみたのだが、またしてもうまくいかなかった。スローカーブももちろんうまくいかなかった。うまくいかないとどんどん焦ってさらにうまくいかなくなる。フォームも自分なりに改良点を見つけて直そうとしたのだが、これもうまくいかなかった。腕を振りきれていないというのも一因かもしれない。高めに浮かせるのは論外として、低めに集めることが大事であろう。合宿前などはうまくいっていたのだから、必ずうまくできるはずだ。そう信じて試行錯誤を続けている。錯誤ばっかりというのが現状だが。

初スケッチ

2005年04月13日 22時10分54秒 | 一般
今日はまともに色鉛筆と教科書と罫なしノートを携え、学校へ行ってきた。天気はあいにくの雨だったが、傘を差すほどではなかったので防水の上着を着て自転車で行った。顕微鏡をのぞきながら書くのは結構大変である。しかし、その反面スケッチは鉛筆のみの場合よりも楽だった。というのは、色が使えるぶん点を打ったりしないで済むからである。軟骨組織と骨組織をさっさとスケッチして終了。とはいっても5時にはなっていたが。5時を過ぎると急に実習室がうるさくなるあたり、さすがである。みんなアフターファイブには敏感なんだね。いざ描き始めたら案外描けたのでまあよかったかな。

否定の否定は肯定?

2005年04月12日 22時14分36秒 | 雑談
二重否定は強い肯定という意味になると教わります。まあ、「~でなくない?」というのは二重否定ではありませんがね。この場合は言いたいことは「~でない」ということですから。「~でないことはない」となると、~でないことなどあり得ないというニュアンスになります。訓読調にいうと「~セズンバアラズ」ですか。他には、ぼかしていうときに使うことがあります。たとえば、「なくもないね」なんていうときは「ある」というのを婉曲に表現したものです。これらの例を見ると、否定の否定は(程度は違え)肯定という原則が背後に隠れています。
さて、否定という概念は論理学ではやや高等な概念になります。「ならば」とか「かつ」などよりは高等な概念ということになりましょうか。記号論理ではある命題から推論規則を適用していくと矛盾が導かれるとき、その命題の否定を導くことができます。これが背理法とは違うことに注意してください。では、最初の命題がある命題の否定だったらどうでしょうか。もとの命題が導かれますか?単純にそうとは言えないのです。ある命題の否定の否定が導かれるだけです。最初からルールとして二重否定則を認めれば、別に問題ないのですが、もし認めない公理系を採用していると、ここから直ちにもとの命題を導くことはできません。ここを巡っていろいろ議論があったのですがそれは割愛するとして、結局何がいいたかったのかというと、言葉は一面だけを捉えて否定の否定は肯定とすることができるのではないかということです。そこが、言葉の面白いところでも難しいところでもあるような気がします。

あめあめふれふれかあさんや・・・

2005年04月11日 22時06分09秒 | 一般
久し振りに雨が降っていた。ここは南の島ではないが、学校が休みのような気がした。もともと、午前中にプリント類の片づけをするつもりだったわけだけど。午後はスケッチだから行かなきゃと思っていたら、今日はスケッチじゃないことが発覚。というわけで、片づけと昨日買ってきた本を本棚に入れる作業にはりきって取りかかった。また、五月祭の種々の手続きの締切が今日の24時なので、そちらの方も考えなければならなかった。実はこれまで試験にかまけて全て放ってあったので、けっこういろいろあることに気付いた。そこでまた気がついた。一体どのくらい発注すればいいのか全くわからないということを。
ちなみに、手際が全然よくなかったことも言い添えておかなければなるまい。はっはっは。
自分がずいぶん変わったような気がする今日この頃。ただし、変わり者呼ばわりはかれこれ20年近くされてきているのでそういう意味ではないと釘をさしておこう。