かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

メインとサブ

2005年04月29日 20時50分24秒 | 雑談
今日ちょっとしたピアノの演奏を聴く機会がありました。今では完全に忘れてしまい、音楽への関心もだいぶなくなってしまいましたが、大昔にちょっとだけピアノをかじったことがあります。その頃を少し思い出しました。
さて、何が一番大変だったか。ピアノの演奏は右手で旋律を、左手で和音を弾くというのが基本です。当然旋律の方が強く聞こえてこないといけません。ところが、僕は左利きで生来左手の方が強いので、普通に弾くと逆に左手の方が大きい音になってしまうのです。常に意識して右を強くしなければなりませんでした。これが大変で大変で。ピアノの演奏自体が右利きを想定して作られているのでしょうか。右利きであることを想定して作られたものを左利きが使うハメになったとき、右利きには理解できない不便が起こります。こういう体験は私だけではないと思います。
自分が弾くとメインの旋律はサブの和音の中に潜ってしまいます。メインとサブに明確に分かれているとき、サブはメインをたてなければならない。しかし、存在感が無さすぎてもいけない。全体を左右するのはむしろサブの方なのかもしれません。両者がバラバラでもいけない。サブあってのメインだということですね。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。