かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

死角から突きささる刃~生理学本試験

2005年12月20日 16時58分37秒 | 試験
昨日までで一通りの勉強を終えたつもりだったが、どうしてどうして穴があるものだ。朝、家を出る前にノートを読んでいて、覚えたつもりでも名前しか覚えていなかったと気付いたときは寒気がした。マクロほどの切迫感は感じなかったが、本当のところ試験は怖くてたまらないのもまた事実。もはや受かる自信など皆無に等しい。ここ一週間はだいぶ時間を割いてやっていたのだが、これで落ちれば全ては水の泡。真っ先に自分が落ちるような気がしてならない。終わったことだから今となってはどうしようもあるまい。
試験で大丈夫だと思っていた箇所が案外できていないことはよくある。それが死角というわけだ。グサッと刺された後に気付く。そして、しまったと思って倒れるか、何でこんなところにと思って倒れるかは定かではないが、結局やられてしまうわけだ。今回は何太刀浴びたかわからないが、まあ血まみれになっていることに疑いの余地はなかろう。
余談だが、刃物で切るよりも刺す方が効率的だという話である。また、何人も斬ると脂で使い物にならなくなるということだ。なので、昔は戦場にスペアを何振りか持っていったらしい。名刀とて例外ではない。かの剣豪将軍は畳に何本も秘蔵の名刀を突き刺しておいて、とっかえひっかえ使って手当たり次第に敵を倒したそうな。

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