かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

悩ましい選択肢

2016年08月06日 23時20分28秒 | 試験
今日は頭痛専門医試験の日。ここしばらく準備にかかりっきりになっていたが、もし父が生きていたらやりにくく感じたか、あるいはおかしなプレッシャーを感じてしまったかもしれない。
場所は都市センターホテルで、一年前には神経内科専門医試験で来た場所だった。あのときも暑かったが、今日も暑かった。もっとも、去年はスーツ姿だったのだが、今年はそんな必要はない分だけだいぶ楽ではある。
受験者は全部で60人以上はいただろうか。去年のおよそ倍くらいらしい。去年が少なすぎたのか、あるいは今年が多いのかはよくわからないのだが、来年から色々と受験資格で細かい変更が入るようなのでおそらく今年が多いのだろうと思っている。
肝心の試験は、200問を3コマに分けていたのだが、1コマ目が80問(80分)、2コマ目が67問(80分)、3コマ目が53問(70分)という配分で、難易度や問題文の読解にかかる時間を考慮してそういう配分になっていたのだろう。ちなみに、少し前に出版された問題集からは全く同じ問題もいくつか出題されていたので、脳卒中のときとだいたい同じようなことなのかもしれない。up-to-dateな問題としては、去年の学会で取り上げられていたCGRPに対する抗体を絡めた出題があった。これは予想通りだったのだが、中には意図を測りかねた問題もあったりして、全部を一通り解くには制限時間の6割ほどを要した。しばしば出くわしたのは、2つ正解を選ぶ問題で1つはわりと有名な選択肢になっているのだが、もう1つがマイナーなものになっているパターンで、まだまだ勉強不足ということなのかもしれない。
試験が終わった後は新宿に行って嫁さんと合流し買い物をしてから息子をお迎えに行った。ちょうど近くの商店街でお祭りをしていて息子は大はしゃぎだった。

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