かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

わりと和やかな時間

2015年07月11日 17時28分25秒 | 試験
今日は神経内科専門医の二次試験。首尾良く4週間前の難解なペーパーテストをくぐり抜けた後の最後の関門である。二次試験は口頭試問なので、時間は個々でばらばらなのだが、あろうことか私の指定された時間は午後3時であった。それに間に合うように家を出ると、外はものすごい暑さでスーツ姿にはちょっと堪える気温であった。
会場までは地下鉄を使えば家から30分とかからないのでいいとして、肝心の試験内容はというと、20分の口頭試問が2回あり、片方では診察手技を交えながらの口頭試問で、もう一方は出願時に提出した経験症例リストと症例サマリーを基にした口頭試問、ということになっている。
まず最初の面接室に入ると、持ってきた診察道具を出すように言われた。父の使っていた診察鞄で持って行き、自分の道具の他に最後まで父が使っていたハンマーも一緒に入れていった。試験官はまず最初に私が用意していった道具の中に聴診器が入っていたことで少しいい印象を持ってくれたのか、全体を通して和やかな雰囲気で進んだように思えた。ただ、いきなりNIHSSをとるように言われたときにはNIHSSの書かれた紙を持って行かなかったことを少々後悔した。うろ覚えで、できる限りやったが大丈夫だっただろうか。あとは正常圧水頭症のことをいくつか聞かれたが、正常圧水頭症は正直なところあまり勉強していない部分でもあり、答えられなかった部分もあって冷や汗をかかされた。
次の面接室では提出した症例サマリー10例のうち質問があったのは3つのみで、リストに書いた疾患についての話のほうが長かったので、昨日夜遅くに頑張って調べたことはほとんど役に立たなかった。ただ、たまたま自分の研究の関連で色々調べていたことを聞かれたのはラッキーだった。20分の予定だったが、開始が遅れ、終わったのは規定の時間よりも早かったので、実質15分ほどで終わったようだった。

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