かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

集中力との勝負

2018年08月05日 23時19分32秒 | 試験
今日は認知症専門医試験の日。
本当は去年受けている予定だったのだが、どうしても症例レポートを書きあげることができずについつい今年に延ばしてしまった。今年は早々に書き上げることができて、出願するに至ったのはどういう変化なのかはよくわからないが、一年経って頭の具合がよくなったのだろうと解釈しておくことにする。
さて、相変わらずの暑さの中で外に出るだけでもしんどい中であったが、会場は地下鉄の駅に直結していてそれだけでもだいぶありがたかった。会場は天井の広いイベントホールで、空調がほどよく効いていてなかなかよかった。
試験時間は2時間で、問題は106問だったので1問あたり1分強の計算である。もっとも、ほとんどの問題でそんなに解くのに時間はかからなかったので、最後まで解き終わるのには1時間ちょっとで済んだ。困ったのは1時間ほど経ったところで集中力が切れかけてきたことで、これはここしばらくの悩みどころでもあるのだが、こういうときは本当に困りものである。ウルトラマンよろしく1時間ほどの集中力タイマーがセットされてしまったような感じである。ところで、学会指定のテキストブックはさすがに古い箇所がいくつかあり、社会制度関連は新しくなったところが出題されていたのと、DLBの新しい診断基準にそった問題があったのは印象的だった。どちらも最近出たガイドラインにしっかり載っている話だったので、おそらく大丈夫だったはずである。画像問題はわりと素直なもので、想像していたような難しい問題ではなかったように思った。病理の画像もあったのだが、写真が粗かったのはご愛嬌といったところか。
問題を2周解いて、時間が20分ほど余ったので退出してきた。
試験監督に見知った人がいるとちょっとだけやりづらい感じもしたのだが、反面緊張を多少解くことができたので、まあよしとするか。
結果が出るのは秋になってからだろうから、とりあえず頭を次の目標に向けて切り換えることにする。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。