国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

北陸新幹線京都駅・学研都市駅・天王寺駅・関空駅ルートを探る

2016年05月05日 | 京阪奈学研都市への遷都
西田委員長は従来は舞鶴・京都・学研都市・天王寺・関西空港という経路を主張していた。天王寺・関西空港ルートは消滅してしまった様である。しかし、皇居が学研都市の祝園分屯地に移転するならば、京都御所や文化庁が存在する京都市、関西の玄関口である関西空港、首都機能の一部が残留する江戸と皇居を結ぶ高速輸送機関は必ず必要になる。従って、皇居の移転発表とともに北陸新幹線と中央リニア新幹線が皇居最寄りの学研都市駅を経由することが公表されると思われる。そして、中央リニア新幹線が山陽新幹線との乗り換えのために新大阪を経由する必要があること、災害・テロ等の運行トラブル時に江戸・関西間の高速鉄道輸送を維持するには新大阪一極集中は問題があり大阪市に複数の高速鉄道駅を建設することが有用と思われることを考慮すると、北陸新幹線が京都駅・学研都市駅・天王寺駅を経由して関空駅に至るルートで建設されることはほぼ確実と思われる。南海電鉄天王寺支線は今池・天下茶屋間が堺筋線延伸のために1984年に廃止された。残る今池・天王寺間は1993年に廃止されたが、現時点では道路等の転用は行われていないようである。天王寺支線跡地はあいりん地区付近に位置している。この地域でもし新たに鉄道建設用地を入手するならば、地域の特殊性故に早期の買収は困難かもしれない。かつて東海道新幹線を建設する際に京都駅付近での土地買収が困難を極め、国鉄の担当者に自殺者が出たとの噂を聞いたことがあるが、あいりん地区ならば更に難易度は高まる可能性もある。今池天下茶屋間の堺筋線延伸と同様に、今池天王寺間の地下に北陸新幹線を建設する目的でこの線路跡地は故意に放置されてきたのだと想像する。また、天王寺駅の東北東に隣接して大阪教育大学天王寺キャンパスや附属中高の敷地がある。大阪教育大学は既に柏原市にキャンパスを保有している他、近県にも多数の国立教育大・教育学部があり統廃合可能である。付属小中高は3校もあり統廃合は十分可能である。北陸新幹線天王寺駅を地下に建設する目的で大阪教育大天王寺キャンパスや附属小中高が温存されてきたと想像する。 . . . 本文を読む
コメント (140)