ポパイブログ2-スタッフ版

お料理、季節のお野菜、私の焼く手作パンのことなどを、書き綴ってまいります(ポパイは花巻市にある白金豚のアンテナ店です)

東京からのお客様

2009-07-24 | ひとりごと
先日、東京から、見えたお客様がいました。
事前にメールで問い合わせがあり、白金豚はもちろんのこと、フォカッチャをとても楽しみにしていると。
ちょうど、祝日のお昼で、忙しくあわただしいところで、十分なおもてなしができたかなあ、と思っていましたが。どのお料理もぺろりときれいに召し上がってくださり、お帰りになってから、ご丁寧にメールをいただきました。

フォカッチャ、食べ応えもあり、美味しかった。
デザートのグレープフルーツのタルトも。皮をコンフィチュールにしてあることや、甘さをおさえていることなど、そのコメントを読んで、とても嬉しく思いました。こんな風にお料理やお菓子を楽しんでいただけると、また一段と、やる気が出てきます。もっと美味しいものを作りたい!と。

レストランなどではフォカッチャにオリーブオイルを漬けて召し上がっていただくことがおおいかと思いますが。ポパイでは、季節の野菜を練りこんでいるので、あえてお出ししていません。エクストラバージンの強い香りと味で、お野菜の旨みの入ったフォカッチャの味を消したくはないのです。そのままで食べても美味しいように、かりっと表面を温めて提供しています。
夏はズッキーニ、これから枝豆やとうもろこしが出てきます。
是非スタッフにも尋ねてみてください。
「今日のフォカッチャは何が入っていますか?」

生きてる!野菜

2009-07-23 | お野菜と果物
生きてる!
先日フォカッチャの仕込みで、ズッキーニを切っていたところ。
うわー、すごい!厨房で一人、プチ感動をしていました。
ズッキーニの断面から、水分が滴り落ちてくるのです、どんどん。
その水滴はきらきらと光っていて。ああ、生きているんだなあ、野菜も…と感動に浸ってしまいました。この瑞々しさは、夏のお野菜の特徴かもしれません。
して、一息しているところ、母がきゅうりのスティックをコップに入れて持ってきてくれました。採れたてだよ、と。
きゅうりのスティックといって思い浮かべるのはあの「バリバリ」感でしょう。
でも。もぎたてのきゅうりは柔らかくて、でも、とっても瑞々しくて、そしてあまーい!!食感だけを楽しみ印象が強いけど、畑からとってきたばかりのきゅうりは本当に美味しくて、青臭いところもなくて。コーヒーを片手に、組み合わせ的には?だけど(笑)、ぽりぽりぽりぽり…止まらない美味しさを堪能です。

畑からとってきたばかりのお野菜は、本当に美味しい。
トマトも然り、です。冷蔵庫で冷してから食べるよりも数十倍美味しい。
今年の夏も、お野菜の命に感謝しつつ。
生きていることの大切さを実感、です。

バジル

2009-07-22 | お野菜と果物
ああ、バジルの香り…夏はもう、これに限りますね!
今年は案山子からバジルの苗を一株買って、実家の畑に植えました。
プランターとは違って、とても緑鮮やかな、大きな葉が沢山なっています。
早く摘み採らねば…畑へ行くと、一匹の小さな青虫君がひょっこり。
ええっ!こんなに香りが強いのに、虫がつくんだあ、と驚き。
祖母にこの話をすると、梅漬けにする赤じそにも、虫がつくとのこと。
虫も美味しい香りを知っているのかしら。

わんさか、わんさか、葉がなって。
摘み採ったその日は生のままでサラダに入れたり。
でも一番美味しいと感じるのは、バゲットサンド。
パンの仕込みの日は、作ったバゲットにバジルの葉とハムを挟んでお昼にします。父も、祖母もこれが大好物。
フランスパンなんて、固いもんだ、とぶーぶー言っていた二人(笑)も、今ではこれが一番好き。
Simple is best.
食べきれないので、オリーブオイルと塩でジェノバペーストにしました。これで、かりっと焼いた鶏もも肉を挟んでバジルチキンサンドもオススメですよー。

バジルはしばらくすると白い花をつけ、種が取れます。
この種を取って、乾燥させて封筒に入れておきます。
来年の種まきのときはこれを播けばまた、バジルが楽しめます。
ポパイのスタッフの一人が教えてくれました。

トマトジャム

2009-07-19 | お野菜と果物
毎年夏になると作ります、トマトジャム。今年は冬にたっくさん作ったりんごジャムがあるので、グラニュー糖を使わずにこのりんごジャムを半分入れてトマトジャムを作りました。トマトだけよりも、フルーティーで食べやすいかな。ヨーグルトに入れて毎朝食す!夏の定番です。
作り方はいたって簡単。
ざくざく、トマトを切ります。皮が気になる方は湯むきして。
鍋に入れた火にかけ、りんごジャムをお好みの量、入れます。
蓋をしてトマトの水分が出てきたらへらで崩し、火を弱めて、半量になるまでことことに詰めます。レモン汁を入れるとスッキリ!
友人に昨年、このトマトジャムをおすそ分けしたところ、大好評でした。
トマトの品種や味で出来上がるジャムも変わります。
色々試してみるのも面白いかな。

新作のフォカッチャ

2009-07-09 | 手作りパン
久々にフォカッチャのご紹介。
春はキャベツに、新玉ねぎの練りこみだったフォカッチャ。
夏に近づいて、色鮮やかな野菜が出揃うようになり、フォカッチャにもこれらを使用しています。
以前から案山子さんから、おいしーよー、と勧められていた赤玉ねぎと。
スタッフのおうちでたっくさん取れるズッキーニで。
今はフォカッチャを作っています。
赤玉ねぎはほんのりとピンク色。サラダ向きのこの玉ねぎ。案山子さんのオススメは天ぷらだそうです。それなら、オリーブオイルを練りこんだフォカッチャとも相性ががよいのでは?と思い、試すと、想像通り。
そしてズッキーニ。緑色のズッキーニを使用。緑色が鮮やかです。
そして、ズッキーニのとろりとした食感が◎。
是非一度試していただきたいなあ。

ppy2の大好物のズッキーニ。
夏はこれを食べずに入られません(笑)。
まずは、トマトやなす、玉ねぎと一緒にラタトュイユに。これが一番好きな食べ方。
今年初めて試したのが天ぷら。これがまたおいしかった。
やっぱり、とろーっとして。なすほど油を吸わないし。
大きく育って、ちょっぴり中に種が入ってしまっていても、それはそれでおいしい。
色鮮やかな夏野菜は、それだけで元気をもたらしてくれるような気がします。


コーヒーゼリーのパフェ2009

2009-07-08 | 新メニュー
夏の新メニューの紹介、第一弾。
自家製コーヒーゼリーのパフェです。
夏のパフェといえばすっかりおなじみのコーヒーゼリーを使ったパフェ。
自家製のアイスコーヒーで作ったコーヒーゼリー。
食感のアクセントにグラノーラを間に挟んで。
上にはチョコレートアイスに、コーヒーぜんざい、ホイップクリーム。
ウェハースもしくはラスクが添えられています。
カリカリ、プルプル…色々な食感が楽しめる一品。
定番のチョコパフェもいいけれど。是非一度、試してみてくださいね。

旬の野菜の宅急便7月

2009-07-05 | お野菜と果物
今月のお野菜はなすと、トマトとかぶ。
アイテムをみても、ああ、夏だなあと感じます。
今回は…

なすは焼きなすにして、マリネに。かぶも塩をまぶして水分を出してから一緒にマリネ。トマトは湯むきしてバジル入りのシロップに漬けました。

賀茂なす→京野菜で有名な品種。実がしっかりとしていました。
肥後なす→中が少し空洞になっていてスポンジ状。
米なす→ヘタが緑色の大型のなす。近年開発された「どかんちょ」という品種。
水なす→サラダ向きとされる水分の多い品種。
なすは味にそれほどの大差がないので、今回は同じ調理法で、食感の違いを楽しんでみました。もっとも大きな違いがあったのは米なす。種がほとんどなく、実もとろりとしてとても柔らかい。ppy2はこれが一番美味しく感じました。マリネよりも、シンプルにソテー、フライにして食べたらまた、違った美味しさがあるかなあ。他のなすは、比較的身がしまっていて種も多め。加熱調理後の色の変化も大きかった。米なすはあくが少ないのか、それほどの変色はなく、きれいな色でした。

新顔トマトの詰め合わせ
エメラルドリンゴ(緑)→熟しても赤くならない品種。
ブラウンベリー(茶)→ダークチェリーっぽい色のミニトマト。
キャンドルライト(黄)→果肉の厚いロケット系のミニトマト。
案山子のトマト
ppy2はエメラルドリンゴが気に入りました!というか、美味しさに驚き。始めはかたくて、湯むきしても苦そうで、ジャムにしちゃおうかなあ、と思っていたけど、シロップに漬けたらこの硬い食感と、もともとそれほど甘味がなかったことが、シロップで丁度良くなったことが相乗効果として現れたのか?美味しかったのです。これは意外な発見!この品種ではなくて、普通のトマトで青いうちに採って、シロップ漬けにしたらどうなんだろう??と思いました。やってみようかな。

野辺地こかぶ→青森県野辺地町より。柔らかくてジューシーな実。

夏野菜が美味しくなってきたところで、タイムリーな食材のお届け。
今月も楽しく、美味しくいただきました。今夏のメニュー開発の参考になりました。

トマトとバジルの塩味ケーキ

2009-07-02 | 新メニュー
そうそう、追加情報の更新、遅れてました。
季節野菜のちょこっとディッシュ「トマトとバジルの塩味ケーキ」
ケーキ、とあるけれど甘くはなくて。
案山子さんから買った苗を畑に植えたら、立派なバジルが育ちました。
それと、これからどんどん出るトマトも使って、黄金の組み合わせ。
赤と緑の断面がまた夏らしい。
トースターで表面をかりっと温めての提供です。
表面のさくっと感に、中のふんわり感。
小腹がすいたときの軽食にも◎。
個人的に、ほんのり塩味と温めたときのさくっとした食感とバジルの香りがとても気に入った一品です。
あまりなじみのない、このタイプのお料理。
「ケーク・サレ」といいます。