おかげさまで

ふう、ようやく終わりました。週末。
おかげさまで、沢山のお客様に来ていただき、ここ２・３日足がパンパン。
ブログを書こうと思っていても、パソコンに手が伸びず、またサボり癖が出てしまっているこの頃。
久々に届いた弟からのメールにまた気持ちを新たにしてがんばろうと思いました。
毎日続けること。彼が最近よく耳にし、強く思うことだとありました。
そうですね。毎日の仕事。続けなければならないこと。
確かに単純だけれど最も大変なことかもしれません。
来ていただくお客様にいつも同じ上質のサービスをすること。
いつも同じお料理を提供すること。
お店をいつもきれいに保つこと。
全ては同じことの繰り返しで、毎日続けることです。
そうやってはじめていい仕事が出来るんだろうな、と改めて感じました。
彼の短いメールにはいつも何かを気づかされます。

キャラメルパンプディング

新しいデザートが登場しています。
キャラメルパンプディング。
あまりなじみのないデザートですが、私、個人的に一時期はまって。
某コンビニのオリジナルデザートですっかり、気に入ってしまいました。
なんてことはない、カスタードプリンにパンが入ったもの。
上にたっぷりのせた生クリームとほろにがのカラメルがまたいい。
ポパイではちょっぴりラム酒を利かせて大人風に仕上げてあります。
たっぷりハンバーグをいただいた後でもぺろりと平らげられること間違いなし！！
もちろん、サクサクの自慢の食パンを使用しているので、プリン液がしっかりとしみこんでいます。
某コンビニの商品を越えたかも！？

正しい日本語

　今日新聞で読んだ記事に日本語の正しい使い方が取り上げられていました。主に敬語について集中的に書かれていたのですが。飲食店における間違った使い方って、多いものですね。自分もこんな使い方してる！って知って、なんだか恥ずかしくなりました。
　いまさらながら日本語って難しい、とつくづく思います。きれいな言葉遣いをしている人を見ると、素敵だなあって思います。言葉って、なんとなく人柄が出るような気がして、自分でも気をつけているつもりですが…。少なくとも不快感を与えるような言葉だけは慎もうと思います。
　言葉つながりでもうひとつ。方言、なまり言葉って、好きです。関東から帰ってきて、そう感じるようになりました。ほっとするというか、かわいらしいというか。ポパイのスタッフ間でも、休憩時間にはリラックスして方言で会話しています。愛らしいと私は思います。こういうことって、大切にしたいものですね。

なるほど

　先日、お世話になっている業者さんが食事に見えて貴重なご意見をいただきました。食べ方、盛り付け方に関することを色々。なるほど。どうしても作り手側からの視点でしか見れないので、こんな風に率直に言ってくれるとありがたいものです。その意見を参考にまた提案してみたり、自分で食べて試してみたり。やっぱりこの方がいいと思えば従来どおりでいいし、改善したほうがよければそうするし。こうやってどんどん魅力的な一品になっていけば、それが理想ですね。
　ぜひともお勧めしたいのが、ベーコンステーキセットのトーストセット。ごはんよりもパンに合うメニューだと思います。トーストにベーコンとレタスを挟んでBLTサンドにしてもいいし、別々に味わってもいいし。色々な楽しみ方も出来るし、食べる楽しさが味わえるし。なんと言ってもちょっと燻製っぽいベーコンがトーストと本当によく合う！！これも、この業者さんにいただいた貴重な意見です。ほんと、ありがとうございます。

ケンタロウ

　久々にケンタロウのブログが更新されていました。大好きなケンタロウのコラム。料理。イラスト。おしゃべり。料理家なのにジャンキーな物も好きで、妙なところにこだわりがあって。こんな風にお料理やお菓子に向き合っている彼の姿勢が、とっても自然体で惹かれます。
　ケンタロウすきー、と言い続けていたら、なぜか弟が感化されてしまい、今では彼のほうがはまっているかも。料理の本を購入したり、ごま油を愛用してお弁当やどんぶりを作ったり。とにかく食に無関心だった彼が今では私よりもいろんなものを作っているような気がします。目指せ！ケンタロウ！

りんご

　今週からりんごのタルトが登場です。なんと、あの、江刺のジョナゴールドのみを使用したタルト！ダマンドクリームにも一工夫加えてりんごの美味しさを引き立たせた一品に仕上がりました。一緒に添えられたりんごのコンフィチュールももちろん手作り。きれいな紅色で、タルトとの相性がまたいい。是非来店して味わっていただきたいです。
　ところで、なぜこんなに贅沢に江刺りんごが使えるかというと。親戚がりんご農家なのです。ちょっとした傷物のりんごは農協では商品として出せないので、ジュース用になってしまうとのこと。大きなりんご用の木箱が沢山積み重なっていました。そんな訳で破格な値段で譲られてきたのです。「こんなに沢山、どうすっぺなー」とつぶやいていました。
　もう、本当に美味しいです、ここのジョナゴールドは。ちょっとの傷なんか気にならないという人がいたらどんどん買ってほしい、そして沢山味わってほしい、と感じます。それにしても、物の価値って一体…。

なんだか30歳

　ブログを書くようになって、色々な発見があります。そのひとつに30歳という年齢。何となく30歳になったけれど、よく振り返ると色々な意味での転機でした。プライベートも仕事も、家族のことも。そう感じたのもあるブログを読んだからかな。これまでの私はとにかくひたすら、走っていました。自分の限界や不可能を知らずに、いや、知っていても気づかないふりをして。それは自分をいじめていた、そんな20代だったと思います。でも今、私はとても平和な気持ちで生活しています。好きなパンやお菓子作りを仕事として得ていて、素敵な職場の仲間、支えになってくれる人、心安らぐ家族…。そして何よりも、ふるさとという場所で生活していけるという安心感。私にこんな生活環境が本当は必要だったんだ、と改めて気がつきました。東京の生活は刺激的で楽しかったけれど、どこか殺伐として寂しげな人間関係に疲れてしまっていました。それはやっぱり、田舎で生まれ育ったからなのかもしれないな。30歳という年齢を機に、新しい気持ちで行こうと思います。

表情

　ふとした瞬間に出る表情って、今まで気がつかなかったけれど、結構強い印象を与えるみたい。私の場合は、影をしょっているような、くらーい顔になるらしい。まあ、もともとネクラだから（笑）。でも気をつけなくちゃ。お客様の前では笑顔を絶やさないように心がけているけれど、ふとした瞬間にこういう顔って出るからね。
　パンにも顔があると私は感じます。出来上がりがよかったときはオーブンからだしたての時、パチパチと音が鳴って、表面も、側面もきれいな狐色に焼きあがっています。発酵が過ぎていたりして、うまく工程を踏めなかったときは白っぽくて、パチパチと音もならないし、なんだか不機嫌。
　こういうところで、パンの良し悪しがわかる。人も同じなんだろうな。表情って大切だな、と気がついたのでした。

かなり偏っています…

　工事の関係で、今週は夜中にパンとお菓子の仕込み。どうやら今朝は放射冷却でかなり冷え込んだとか。寒がりの私は、外に出たとき凍えるかと思いました。
　4年ぶりに以前の職場を訪ねました。手土産（とはいっても自作のパンやお菓子ですが）を持って、久々に訪れると、みんなあったかく迎えてくれて。やっぱりいいものです。「こういうパンやお菓子のアイディアって、どこから生まれるの？」と聞かれました。正直、最近は何かを参考にしているわけではなくて、もっぱら自分の感覚。ドライトマトが好きだから、枝豆が美味しかったからフォカッチャに練りこんだらいいかも、と思ったり。手近にある旬のものや、美味しかったお料理が一番影響を与えているかな。だから試作段階ではかなり個人的趣味が入っているし。無性にジャンキーなものも食べたくなるし。ファーストフードも嫌いじゃない。不得手だけど大好きなドーナツやベーグルは専ら買い、専門。偏っています、そんな意味で。全てを作れるわけじゃない、それでいいと最近は思うのです。

むむむ…

　昨日は反省点の多い一日でした。お客様からのクレームに、落ち込んでしまった。明らかに自分のミスだったから。自分がもし、お客様の立場だったらやっぱり不快感が残るだろうな、と思うと、もっと気持ちを切り替えて仕事をしなければと反省。来ていただいたお客様には気持ちよく帰っていただきたいし。また来ていただきたいし。どちらが悪いとか、何が原因かとか、それも大事かもしれないけれど、私はやっぱり、自分の至らなさだったと反省することがまずは必要だと感じます。
　でもこんなことばかりではなくて。うれしい悲鳴も！ハニートーストがなぜかよく出た一日でした。少なくとも６食は出たかな。お陰で、今日お出しできる分は残り４食！食パンが好評で、よく出るとちょっとにんまりしてしまうのです…。毎日ハニートーストを見ていたら自分でも食べたくて、この前、賄いで食べました。むむむ！絶品！自我自賛じゃないけどうまい。トーストのサクサク感、加塩バターとはちみつ、アイスの組み合わせが絶妙。世にたくさんハニートーストはあるけれど、こんな美味しいのはなかなかないと思います。今度写真で紹介します。