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WI-1000Xは、スマホの専用アプリ”Headphones Connect”に対応。このアプリ
を使うと、各ユーザーのリスニング環境に合わせて、音楽を自分好みにカスタマイズ
する事ができるのです。音楽の楽しみ方の幅をさらに広げてくれる、簡単かつ便利な
面白い試みです。
Headphones Connectでできる主な機能は、①バッテリー残量など機能状態
表示。②サラウンド設定。③音質コントロール。④ノズキャンセリング設定、等々。
これで音質や音場をイコライザー感覚で細かく調整したり、プリセットされた環境
をタップで切り替え、自由自在にパーソナライズ。
まずは、VPT : Virtualphones Technology(バーチャルホンテクノロジー)を
使ったサラウンドの効果を試してみます。デフォルトはOff。そこからArena、
Club、Outdoor Stage、Concert Hallの擬似環境を選択可能。タップ&スライド
で選択してみると、思った以上に音質は変わります。仮想空間のどれもが大空間
なので、ボーカルは全体的に奥に引っ込み、低音域の厚みが増してきます。しかし
WI-1000X本来のクリアな音質がスポイルされてしまうため、すぐにOffへ戻して
しまいました。重低音タイプのMDR-XB950N1なら面白いのかもしれません。
次は音質のコントロール。イコライザーにはBright、Exited、Mellow、
Relaxed、Vocalなどがありますが、お勧めはExited。低音域の厚みが増し、
屋外で聞いている時、周囲の外部音等で失われがちな音域の欠損を補ってくれ
ます。また、寝落ちの際のリスニングには、耳に優しいモードのRelaxedが
おすすめ。様々なシチュエーションで、手軽にいろいろ試せるのですが、
やっぱりデフォルト設定が一番音がいい、というのが結論です!
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