Canon EF16-35mm F4L IS USMの描写性能を一言で言うならば、“エクセレント”。
開放F4から意外なほどの解像力があり、今のところ色収差も気になりません。
もちろんキヤノン広角ズーム初搭載の手ブレ補正は、撮影機会を大きく広げる強力なアドバンテージで、全体の色乗りも素直かつ忠実です。
要するに決定的な欠点が見受けられないのです。
その存在は正に優等生。
ではレンズの“味”は?と言うと、それはまだ分かりません。
これから使いこなしていきながら、徐々に探っていこうと思いますが、その描写性能があまりに優等生すぎて、若干物足りない印象もあります。
なんだか贅沢な望みでもあると、自分では分かっているのですが…。