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長雨が続く梅雨の季節、数少ない楽しみのひとつが蓮(はす)の開花。
毎年7月上旬になると訪れるのが、奈良の喜光寺(きこうじ)。
6月の下旬頃から8月にかけて、境内に約200鉢の花蓮を植えて、お参りの人々の目を楽しませてくれるのです。
所狭しと立ち並ぶ蓮の鉢の間を、ひとつひとつ眺めながら歩いていると、まだつぼみのもの、すっかり咲ききって花弁が今にも落ちそうなものなど、本当に色々な花の色と表情に思わず見入ってしまいます。
写真の蓮は、今まさに満開。
まるで赤ちゃんのほっぺたを思わせるかのような、ふくよかで初々しい花弁の表情に目が釘付けになり、夢中でシャッターを切りました。
蓮は、周囲がたとえどんな環境であろうと、その花一輪でひとつの世界を作ってしまいます。
この蓮を見て、今一度、そう思ったのです。