構成要素を極限まで絞り込むと、ここまで美しく洗練されるのだという、典型見本のようなデジタルテレビ。
基幹部品を自社生産しているわけではないので、映像の心臓部である液晶パネルは当然のことながら他社供給品。
シャープ、ソニー、サムソン、LGといった液晶パネル供給メーカーによる、最新技術を盛り込んだ映像美を映し出すことはできませんが、いや、この存在そのものが“美”であると、明快に主張しています。
テレビのベースプレートは円。テレビのフレームは方(四角)。
小さな子供からお年寄りまで、誰もが見慣れた、見慣れきったカタチなのに、なぜ美しいのか。
B&Oのインダストリアル・デザイナーが表現した、匠の技としか言いようがありません。