京都 洛東の古刹、霊鑑寺(れいかんじ)。山門の屋根の鬼瓦を見ると、そこには
菊の御紋。格調高いこちらの寺院は門跡です。門跡とは公家や皇族が守り続けて
いる特定の寺院のこと。こちら霊鑑寺(れいかんじ)は、歴代皇女が住職を務めて
いるという尼門跡です。
この霊巌寺、通常の期間は非公開のため、中を見ることができませんが、訪れた
この日は秋の特別公開。 院御所を移築したとされる書院では、狩野派による
四季花鳥図の障壁画が飾られ、艶やかで美しい見事な色を見せてくれました。
庭園
書院を見た後、本堂の周囲を立体的に巡る回遊式庭園へと足を向けました。
山裾の地形を利用した庭には、一面紅葉に覆われている箇所や、深い緑の苔で
埋まる場所など、色鮮やかな風景が広がっています。写真は本堂の真北の遊歩道。
道沿いに敷き詰められた石畳のリズミカルな配置と深く色づいた楓の葉が見事に
合わさり、秋の京都に相応しい素敵な風景を見せてくれました。
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>>> 古都、京都の雪月花。