日本を縦断する長い秋雨前線の影響で、例年にないほどの長い期間雨が続いている
今年の9月。先週日曜日は久しぶりに晴れ間が覗き、しばらくお目にかかれなかった
青空が雲の間から顔を見せてくれました。
9月後半のこの時期、秋のはじめ頃になると、水田の周囲を真紅に染める彼岸花が
見られるようになります。彼岸花といえば奈良、明日香村の稲渕が有名。今年も畑と
案山子(カカシ)と彼岸花の風景を見てこようかと、明日香村へ繰り出しました。
稲渕へ到着してみると、彼岸花は丁度皆満開。その花を大きくしっかりと広げて、
青空に向かい美しい真っ赤な色を際立たせています。稲の緑色も目に鮮やかで、
眼前の視界に収まる風景は、青と赤と緑だけ。夏の終わりに出会えた景色は、
記憶に残る美しい色に染まっていました。
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>>> 花鳥風月、奈良の色。