数々の映画や小説の舞台となった、広島県 尾道。瀬戸内海を望む山腹沿いに家屋や
古寺が立ち並ぶ風情溢れる「坂の街」としても有名です。そんな懐かしい日本の風景を
眺めることのできるこの町に、「ガウディハウス」と呼ばれる不思議な家がある、との
噂を聞きました。
尾道を散策している時、ふと、そのガウディハウスの事を思い出し、そうだ今から
行ってみようと、駅でもらった尾道マップを片手に探索に行きました。しかし、マップ
のイラストからは曲がり角の位置が判別しづらく、スマホのグーグルマップで現在位置
と照らし合わせて、ようやく発見!
石段を上り、振り返ったその角から眺めたその姿は、正に異形(いぎょう)の家。ガウディ
ハウスというのはもちろん通称で、こちらの家は25年間空き家となっている、旧和泉家別邸
のこと。現在では、尾道空き家再生プロジェクトのシンボルとしての貴重な存在となって
います。実際目にすると、ガウディの建築とは似ても似つかないのですが、狭小空間に
過度の装飾的要素を詰め込んだ不思議な外観が“周囲の空気とは一線を隔している”という
意味では同じ背景を持っているのかも?
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>>> まち、あち、こち。