再び玄奘三蔵院(げんじょうさんぞういん)です。
玄奘三蔵、つまり三蔵法師とは、もちろんあの西遊記に登場した、唐の有名な高僧のことです。
西遊記に出てくる個性あふれる三人、孫悟空、猪八戒、沙悟浄はもちろん架空のキャラクターですが、三蔵法師は実在した人物。(実際の史実とは異なりますが)
では三蔵法師とはその人そのものを指すのかというと、正確にはNO。
なんと、三蔵法師はひとりではないのです。
仏教の源流であるインド西域から経典を授かり、漢訳した人物のことを総称して三蔵法師と呼ぶのだそう。
数ある三蔵法師の中でも、特に玄奘三蔵は最も有名な三蔵法師として、物語の登場人物としても取り上げられるようになったということです。
一昨年、ここを訪れたとき、たまたま通りかかったツアコンの方が教えてくれた三蔵物語を、蓮花の優美な色彩を見ていて思い出しました。