3ヶ月前からチケットを買い求め、心待ちにしていた和太鼓のコンサート。
ついにこの日がやってきました。
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第22回倉敷音楽祭
和太鼓「山部泰嗣」コンサート~邦楽界のニューヒーロー達~
ゲスト出演:津軽三味線・木乃下真市、筝・山路みほ
友情出演:緑光(和太鼓・石川県)、山部泰嗣スペシャルユニット
日時:3月20日(木)開場18:00 開演18:30
場所:倉敷芸文館ホール
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数日経った今も、感動覚めやらぬ状態です。
心に刻み込まれている音と映像。
ご紹介させてくださいね。
全席自由席だったこのコンサート。
開場時間は18::00だというのに、一番乗りの方は15:00には来られていたようで、17:00には既に長蛇の列。
人気ぶりが伺えますね。
私は友人・直ちゃんと和太鼓講座で同じチームだったメンバーと共に、前の方に並ぶことができ、とてもいい席でコンサートを楽しむことができました。
会場に入ってまず目に入ってきたのが、観客席と同じ高さくらいにセッティングされた大太鼓。
どんな始まり方をするのだろう?と思っていたら―。
会場全体が暗くなり、静まり返ったところで、いきなり
「ドドーーーン!!」という大太鼓の音が!
そして大太鼓のセットが舞台の上にせり上がり、そのまま本日の主人公・山部泰嗣さんのソロ演奏へと突入。
観客の関心を一気に舞台へと引き寄せた演出でした。
山部泰嗣さん。現在19歳。
6歳で「倉敷天領太鼓コンサート」にてデビュー。
2004年、東京国際和太鼓コンテスト「大太鼓部門」において、最年少16歳で最優秀賞を受賞。
体を反らせながら渾身の力を込めて“打つ”姿。
溢れ出る迫力満点の音。
観ている、聴いている、こちら側が息を呑むほどの力強さです。
(大太鼓を乗せているやぐらが揺れるくらいなんですよ)
ゲスト出演・友情出演の方々の演奏、セッションも素晴らしくて。
筝曲演奏家の山路みほさん。
ソロで演奏された「鳥のように」という曲は、鳥のさえずりや空を舞う情景が浮んでくるかのような音色でした。
(ちなみに山路さんは、母校(高校)が一緒です。)
セッションでは、山路さんがこの日のために作曲したという曲を披露。
演奏後の山路さんの言葉には驚かされました。
「2回聴いただけで、曲の9割は覚えていたよね」
5分以上はゆうにあるだろう、この曲。
素敵な曲を書かれる山路さんの才能も、2回聴いただけで殆ど覚えてしまうという山部さんの才能も、私はただただ感心するばかりでした。
津軽三味線奏者の木乃下真市さん。
コンサートのチラシに木乃下さんの写真とお名前を見つけたとき、思わず
「うわ~~~」と声を上げてしまった私。
是非一度、生でお聴きしたいと思っていた方だったのです。
まずは古典の3曲。
「津軽よされ節」「津軽あいや節」「津軽じょんから節」
ピンっと伸びた背筋、少しもぶれない姿勢。
迫力ある撥さばきによって流れ出す、力強い、それでいて澄んだ音色。
単純に、聴けたことが“嬉しい”“幸せ”と思う演奏でした。
その後、木乃下さんの曲を2曲、山部さんとセッション。
曲に入る前に木乃下さんが、
「セッションには“会話のような”ものと“戦い”のようなもの、二つのタイプがある」
というような意味のことを言われました。
そして、今回は「一騎打ち」になるだろうと。
まさに、そのお言葉通りの「戦い」ぶりでした。
圧倒されるほどの、お二人の熱演。
演奏後の木乃下さんのお言葉は、
「どうなることかと思っていたけれど、“おぬし、やるな”」、でした。
一方、山部さんはというと。
“一生に一度は一緒に演奏してみたい”と思っていた方との共演に、(後の演奏曲目を忘れるくらいの)放心状態でした。
滴り落ちる汗を何度も拭いながら「いっぱい、いっぱい、です」とおっしゃっていた山部さん。
あれだけ打って、打って、打ちまくったら…。それはもう、ね。
本当に、素晴らしい演奏でした。圧巻!!
話をするのが苦手だとおっしゃっていた山部さんですが、今回は最初から何度もお話をされる場面がありました。
そしてその言葉の大半は、感謝の言葉だったのです。
「倉敷で生まれ、倉敷に育ててもらった」
「大将が、いい太鼓を持っていてくださったから」
大好きだと言われる、ゆふいん源流太鼓の曲「ゆふおろし」を笛で吹く前には、演奏することを快諾してくださった源流太鼓の方にお礼の言葉を。
共演者の方々、観客にも、お礼の言葉を。
話の最後はいつも決まったように「ありがとうございました」でした。
こういう姿勢の方だからこそ、人々が集まるのでしょうね。
友情出演の緑光(ひかり)とのセッションも素敵でした。
女性3人組の緑光。
笑顔を浮かべながらの演奏は華やかであり、太鼓を打つ姿はしなやか且つ艶やか。
紡ぎだす音色も、とても美しかったです。
山部さんが作曲したという「大蛇」での共演は最高でした!
山部泰嗣スペシャルユニットとの演奏、弟・哲誠さんとのドラムセッションは、やはり息の合いようがピッタリ!
倉敷に、こんなに素晴らしい太鼓奏者たちがいてくれるという幸せ。
倉敷で、彼らの演奏が聴けるという幸せ。
感謝ですね。
(1部で演奏された「疾風」は、曲名どおりに風が吹き抜けたようで、爽快でした。)
構成やセットも随分考えられたであろうコンサート内容で。
コンサート終了後、座席のシートに体を埋め、仲間と一緒に「良かったね~」と放心、感嘆。
綴っても綴っても書き足りないくらい、たくさんのことを感じた時間でした。
すべての演奏が終わったあと、バチを両手の掌で包み込み、観客に向かって合掌。
深々と頭を下げた山部さん。
幸せな時間、たくさんの感動をどうもありがとうございました。
山部泰嗣さん。
プロ奏者となり、ますます全国・国外にも活躍の場が広がっています。
機会があれば是非、山部さんの太鼓の音をお聴きくださいね♪
ついにこの日がやってきました。
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第22回倉敷音楽祭
和太鼓「山部泰嗣」コンサート~邦楽界のニューヒーロー達~
ゲスト出演:津軽三味線・木乃下真市、筝・山路みほ
友情出演:緑光(和太鼓・石川県)、山部泰嗣スペシャルユニット
日時:3月20日(木)開場18:00 開演18:30
場所:倉敷芸文館ホール
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数日経った今も、感動覚めやらぬ状態です。
心に刻み込まれている音と映像。
ご紹介させてくださいね。
全席自由席だったこのコンサート。
開場時間は18::00だというのに、一番乗りの方は15:00には来られていたようで、17:00には既に長蛇の列。
人気ぶりが伺えますね。
私は友人・直ちゃんと和太鼓講座で同じチームだったメンバーと共に、前の方に並ぶことができ、とてもいい席でコンサートを楽しむことができました。
会場に入ってまず目に入ってきたのが、観客席と同じ高さくらいにセッティングされた大太鼓。
どんな始まり方をするのだろう?と思っていたら―。
会場全体が暗くなり、静まり返ったところで、いきなり
「ドドーーーン!!」という大太鼓の音が!
そして大太鼓のセットが舞台の上にせり上がり、そのまま本日の主人公・山部泰嗣さんのソロ演奏へと突入。
観客の関心を一気に舞台へと引き寄せた演出でした。
山部泰嗣さん。現在19歳。
6歳で「倉敷天領太鼓コンサート」にてデビュー。
2004年、東京国際和太鼓コンテスト「大太鼓部門」において、最年少16歳で最優秀賞を受賞。
体を反らせながら渾身の力を込めて“打つ”姿。
溢れ出る迫力満点の音。
観ている、聴いている、こちら側が息を呑むほどの力強さです。
(大太鼓を乗せているやぐらが揺れるくらいなんですよ)
ゲスト出演・友情出演の方々の演奏、セッションも素晴らしくて。
筝曲演奏家の山路みほさん。
ソロで演奏された「鳥のように」という曲は、鳥のさえずりや空を舞う情景が浮んでくるかのような音色でした。
(ちなみに山路さんは、母校(高校)が一緒です。)
セッションでは、山路さんがこの日のために作曲したという曲を披露。
演奏後の山路さんの言葉には驚かされました。
「2回聴いただけで、曲の9割は覚えていたよね」
5分以上はゆうにあるだろう、この曲。
素敵な曲を書かれる山路さんの才能も、2回聴いただけで殆ど覚えてしまうという山部さんの才能も、私はただただ感心するばかりでした。
津軽三味線奏者の木乃下真市さん。
コンサートのチラシに木乃下さんの写真とお名前を見つけたとき、思わず
「うわ~~~」と声を上げてしまった私。
是非一度、生でお聴きしたいと思っていた方だったのです。
まずは古典の3曲。
「津軽よされ節」「津軽あいや節」「津軽じょんから節」
ピンっと伸びた背筋、少しもぶれない姿勢。
迫力ある撥さばきによって流れ出す、力強い、それでいて澄んだ音色。
単純に、聴けたことが“嬉しい”“幸せ”と思う演奏でした。
その後、木乃下さんの曲を2曲、山部さんとセッション。
曲に入る前に木乃下さんが、
「セッションには“会話のような”ものと“戦い”のようなもの、二つのタイプがある」
というような意味のことを言われました。
そして、今回は「一騎打ち」になるだろうと。
まさに、そのお言葉通りの「戦い」ぶりでした。
圧倒されるほどの、お二人の熱演。
演奏後の木乃下さんのお言葉は、
「どうなることかと思っていたけれど、“おぬし、やるな”」、でした。
一方、山部さんはというと。
“一生に一度は一緒に演奏してみたい”と思っていた方との共演に、(後の演奏曲目を忘れるくらいの)放心状態でした。
滴り落ちる汗を何度も拭いながら「いっぱい、いっぱい、です」とおっしゃっていた山部さん。
あれだけ打って、打って、打ちまくったら…。それはもう、ね。
本当に、素晴らしい演奏でした。圧巻!!
話をするのが苦手だとおっしゃっていた山部さんですが、今回は最初から何度もお話をされる場面がありました。
そしてその言葉の大半は、感謝の言葉だったのです。
「倉敷で生まれ、倉敷に育ててもらった」
「大将が、いい太鼓を持っていてくださったから」
大好きだと言われる、ゆふいん源流太鼓の曲「ゆふおろし」を笛で吹く前には、演奏することを快諾してくださった源流太鼓の方にお礼の言葉を。
共演者の方々、観客にも、お礼の言葉を。
話の最後はいつも決まったように「ありがとうございました」でした。
こういう姿勢の方だからこそ、人々が集まるのでしょうね。
友情出演の緑光(ひかり)とのセッションも素敵でした。
女性3人組の緑光。
笑顔を浮かべながらの演奏は華やかであり、太鼓を打つ姿はしなやか且つ艶やか。
紡ぎだす音色も、とても美しかったです。
山部さんが作曲したという「大蛇」での共演は最高でした!
山部泰嗣スペシャルユニットとの演奏、弟・哲誠さんとのドラムセッションは、やはり息の合いようがピッタリ!
倉敷に、こんなに素晴らしい太鼓奏者たちがいてくれるという幸せ。
倉敷で、彼らの演奏が聴けるという幸せ。
感謝ですね。
(1部で演奏された「疾風」は、曲名どおりに風が吹き抜けたようで、爽快でした。)
構成やセットも随分考えられたであろうコンサート内容で。
コンサート終了後、座席のシートに体を埋め、仲間と一緒に「良かったね~」と放心、感嘆。
綴っても綴っても書き足りないくらい、たくさんのことを感じた時間でした。
すべての演奏が終わったあと、バチを両手の掌で包み込み、観客に向かって合掌。
深々と頭を下げた山部さん。
幸せな時間、たくさんの感動をどうもありがとうございました。
山部泰嗣さん。
プロ奏者となり、ますます全国・国外にも活躍の場が広がっています。
機会があれば是非、山部さんの太鼓の音をお聴きくださいね♪
きっと8人組さんでしょう(^-^)/
山部泰嗣コンサート本当に素晴らしくて今でも放心状態です
お知らせですが
山部泰嗣コンサートDVDが販売されるんです
ご希望であれば小山珈琲店又は倉敷天領太鼓までだそうです私は
小山珈琲店さんに予約しました
もう一度あの感動を味わいたいですからね(^O^)/
ようこそお越しくださいました。
1番乗りの方だったのですね。すご~い!
(深緑のお着物に、帯をヤの字に結ばれてた方がいらっしゃったグループかしら?)
山部泰嗣コンサート、本当に素晴らしかったですよね。
あのコンサートのDVDが発売されるのですか?
素敵な情報を、どうもありがとうございます。
それは予約しないと!ですね。
今から楽しみです(^^)
今は、この前のコンサートで購入したばかりの去年の卯月コンサートのDVDと、木乃下さんのCDに浸っています。
今年の卯月コンサートも楽しみです♪
今更ながらですが、生で拝聴したかったです。
ちまた欄を、ウンウン頷きながら拝読致しました。
本当に、生で聴いて頂きたかったです。
でも、この先まだまだ機会はありますよ~。
4月13日、倉敷市民会館にて倉敷天領太鼓「卯月コンサート」
7月6日、岡山市民会館にて「第一回おかやま太鼓物語り」
8月3日、チボリ公園にて「第三回日本の太鼓フェスティバル」
9月19日、岡山市民会館にて「松本和将&山部兄弟+スペシャルユニット ジョイントコンサート」
いろいろ催しが待っています。
(詳しくは天領太鼓さんのHP、山部泰嗣さんのHPでご覧になって下さい)
彼らの太鼓は、単に「格好いい」という言葉では足りませんね。
「これぞ、男だ!」という感じです。
是非是非、“生“で、その音を感じてくださいませ。
山部君の演奏は一緒に打っていて、いい意味で挑発されるというか・・いつも良い刺激を受けます。
今年もご一緒させて頂く機会がありますので、頑張りたいと思います。
今年は3月にある倉敷のコンサートに伺う予定です♪
はじめまして。
「海辺のねこ」にお越し下さいまして、どうもありがとうございます。
3/20のコンサート、本当に素晴らしかったです。
太鼓は本当に体力がいると思うのですが、聴いている側に全くそれを感じさせない皆さんの熱演に感動しました。
コラボは、きっとお互いに刺激し合うのでしょうね。
演奏している方々には、いつもと違った世界が見えているのでしょうか?
いいですね(^^)
これからもずっと応援させて頂きます。
頑張ってくださいね♪
3月の倉敷でもコンサート、私も行きます!
今からとても楽しみです(^^)
検索頂き、読んでくださってありがとうございます。
え~っと。
コメントの書き込みはパソコンからですか?
もしも携帯から等で絵文字を使うと、思ったように変換出来なかったりするので、お気を付けくださいね♪
(言葉の内容とマークが合ってなかったから、そうかな?と思ったのでした)