海の写真集
2007-09-01 | 本
友人のお祝いの帰り道―。
先日、三日月51さんがブログでご紹介されていた、面白そうな本屋さん「フタバ図書」さんへ行ってきました。
ぐる~りとお店の中を一周していると・・・。
ふと目に留まった本がありました。
少し変わったタイトルの写真集。
『うみまーる ~水の惑星の仲間たち~』(東方出版)
表紙は、透き通った海の中を気持ち良さそうに泳いでいるカメと、青い空の写真。
とても、美しい。
「どなたの写真集だろう?」と写真家の方の名前に目をやった瞬間、“あっ!”と思いました。
毎日新聞にフォトエッセイが連載されていた(私も読んでいた)、井上慎也さんの作品だったのです。
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「うみまーる」とは、「海」と「ゆいまーる」を合わせた造語です。
「ゆいまーる」は沖縄の言葉で、島や集落の人たちがお互いに助け合うことです。
自分がその中の一員だと思う気持ち、それが、お互いに助け合って生きていくことにつながるのでしょう。
『うみまーる』というタイトルは、この海に包まれた惑星に生きるものすべてが、お互いを尊重しあって、幸せに暮らしていけたらいいなという思いでつけました。
(『うみまーる』本文より)
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帯には「こころがほほえむ本」と紹介されています。
この写真集から届けられるメッセージは、本当に優しくてあたたかい。
タイトルに込められた思いが、ゆっくりと、じんわりと心に沁み込むように伝わってきました。
そしてもう一冊、面白い本を発見!
David Doubilet (原著), デヴィッド デュビレ
『魚の顔図鑑』(ファイドン)
この写真集、魚たちの顔が中心に撮影されているんです。
色とりどりの魚たちの顔が、アップでこちらを向いています。
こんな風に魚に近付いて、撮影できると楽しいでしょうね。
なかなか魚の正面から写真を撮るなんて体験はできません・・・。
私は専ら横顔写真でございます。
魚の顔を正面から見ると確かに面白い!
写真を撮る上での参考になりました。
書店って、新たな発見があるから楽しいですね。
ご紹介くださった三日月51さんに感謝です。
「自分がその中の一員だと思う気持ち」これを働く人に持ってもらうことが難しい課題です。自身でさえ疎外感に苛まれることがあります。
魚の正面写真、マンボウなら撮れるかもしれませんよ。カレイやヒラメの正面はどうなんでしょう?
正面顔の写真では、中村征夫氏の「海中顔面博覧会」も楽しいです。
この日を逃したら当分行けそうになかったので寄ってみました。お店をご紹介下さって感謝です。
目の前が海という環境と仕事柄か、やはり海や魚に関心がありますね。
『うみまーる』は、タイトルに中学時代からのニックネームが組み込まれていたこともあり、余計に惹かれました(^^)
写真という表現が好きです。
この日も写真家・アンリ・カルティエ=ブレッソンの『こころの眼 写真をめぐるエッセー』(岩波書店)
を購入しました。
“一瞬”に込められた思いを感じるのがいいですね。
魚の正面写真、たま~に試みることがあります。
(ホーボーとかアンコウとか)
マンボウも可愛いでしょうね!
カレイやヒラメは難しいかも…。
でもやはり、正面写真は生きているものの方がいいなぁと思います。
「自分がその中の一員だと思う気持ち」
人はどこかに必ず属していますよね。
家族、学校、会社、社会、国、そして地球―。
一人一人がその場その場で、そのことを忘れずにいること。とても大切なことだと思います。
すべては繋がっているんですものね。
人の心は自分の心の鏡―。
三日月51さんが働きかければ、きっと大丈夫ですよ!
(コレ、私自身にも言い聞かせています)
suzieさんは魚の正面の顔がお好きでしたか~。
可愛くて、面白いですよね!
ダイビング中にたくさんの魚を正面からご覧になっているんでしょうね。
一時期集中的に、椎名誠さんや野田知佑さんの著書を読んでいたことがあって、中村征夫さんの存在を知りました。
中村征夫さん、いいですよね~。私も好きです。
『海中顔面博覧会』見てみます。
そうそう、『うみまーる』の井上慎也さんと中村征夫さんは親交があるみたいです。
中村征夫さんはさかなクンとも一緒に仕事をされているのをテレビで拝見したことがあります。
海の中ではしゃぐ?二人が何とも微笑ましかったです。