ぱそらぼ (ぱぁと1)

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接種希望者

2009年10月17日 | 社会派らぼ
新型インフルエンザ用のワクチン接種が、19日から始まります。国からあらかじめ接種の優先順位が示されている通り、今回はインフルエンザ患者の診療に実際あたる医療従事者が対象とされています。

ところが事前の申込段階で、想定以上の接種希望が出されていると言います。対象となる医療従事者の解釈を拡大し、患者を直接診療する医師や看護師以外の、眼科やレントゲン技師、窓口職員などまで希望している為のようです。元々医療従事者数から割り出されていると言う配分量で、足りないのは必至です。

一方、こうした優先順位を知らずに…でしょうか、まだ接種が始まらない一般の人からの予約や問合せが医療機関に相次いでいるそうです。現場の応対も混乱するでしょうし、何よりここで優先順位枠外の特例を出さないようにすることも大切な秩序維持の一つかと思います。

『19日から接種』という情報だけで、優先順位があるとの情報に気づかない人が多いのでしょうか。これとよく似たことは日頃のパソコン講座の申込受付時にも見られます。広報された内容には「申込受付開始日」がキチンと記載されているにも関わらず、目にされた途端に申込電話を下さる方も少なくないのです。会話をしていても、相手の話をキチンと最後まで聞いて理解することなく、冒頭の言葉だけで勝手な解釈をしたまましゃべり始める…ということは、意外と日常茶飯事だったりします(笑)。当ブログ記事でも、主旨とする所を読み取ってはいただけない場合も、勿論あります。

講座では「説明した」ことと、「聞かれた」こととは一致しないものと、最初から覚悟しています。それほど「聞く」(見る、知る)ことは難しいのです。冒頭の言葉だけに惑わされずに、その内容が伝えようとしているところを、理解することは大切です。学校教育の現代国語では長文読解などが課されたりします。指示語が何を意味するかとか、修飾語がどの言葉にかかるかとか…、文章理解に必要だと言われればそうかも知れませんが、それより先に、1つや2つの言葉に惑わされず、文章全体が意図することを的確に把握する力を磨くべき学科かと思います。




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