ぱそらぼ (ぱぁと1)

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事故米転売

2009年10月18日 | 社会派らぼ
熱し易く冷め易い…のが日本人の特性と言われます。が、それは日本人のというより、メディアの姿勢なのでしょう。言い換えると、私たちはいつもにメディアに翻弄されていて、自分で考えて社会を見つめていくという視点が希薄なのかも知れません。

などと思ったのは、汚染米を食用に転売した事件の地裁判決を新聞で読んだからです。あれ、そう言えば忘れてたよなぁ…。当時はドンドン報道されて、悪の権化みたいに言われていたのに、世間はとおの昔にスッカリ忘れていたという気がしたのです。

それはともかく、判決は社長に懲役2年、罰金400万円の実刑。動機が利欲的で原産地偽装より一層悪質との指摘で、不正競争防止法違反事件としては異例の実刑判決だったらしいです。

…会社には罰金800万、関連会社に500万。共謀したとされる会社は、社長に罰金150万(懲役2年、執行猶予4年)、会社に罰金300万などとされていました。あれぇ? 罰金刑ってこんなものなんだぁ…というのが正直な感想です。不正収入は、そんな規模の額ではなかったはずです。罰則は、勿論やってしまったことに対する制裁なのですが、社会的な抑止力としての側面もあります。儲かった金額と、罰金との差額が大きければ大きいほど、抑止力としては意味を持たなくなるのでは…?

裁判員制度がスタートし、思いの外(?)順調に稼動していると言われます。裁判員制度の対象となるのは、殺人や致死などの重罪とされていましたから、このような事件は対象にはなりません。がもし、裁判員制度が適用されたとしたら、世論の下す判決はどのようなものになるのでしょうね。


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