ぱそらぼ (ぱぁと1)

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伸びしろ

2009年10月23日 | 命の生き方
覚せい剤汚染は、芸能人やスポーツ選手だけでなく、学生などにも確実に広がり、学校側の努力にも関わらず、一向になくならないようです。しかも有名人の逮捕劇などで、シュミレーションができているのか、違法性の認識を否定するなど、一層手馴れていく感があります。一般論としての善悪は(多分)分かっていながら、自身の問題となると、罪悪感が欠落してしまっています。薬物を蔓延させる要因になっているものは一体何なのでしょうか。

戦後の教育は、懸命に「自我」を育てようとしてきました。戦前のように上から与えられた唯一の価値観を妄信するのではなしに、一人ひとりがそれぞれの「自分らしさ」を求められました。自身を「縛るもの」から解き放ち、「自由に自己実現」をするのだと教えられました。

それは多分間違ってはいません。ですが目指すべき「自己実現」が、「自分らしさ」「自分を活かす」ということにあり、「楽ができればそれでいい」とするような、安易な自分本位に偏ってしまうことを防げませんでした。「自分を磨く」こともせずに「快楽」を求め、その中に身をおくことを理想とするような、安易な人生観が横行してしまったような気がします。

その快楽が、勉強やスポーツや芸術に没頭するといった、健康的な快楽なら歪みもしなかったのに、ストイックな充実感はもう流行らないのでしょう。自分を成長させる地道な努力もできず、ごまかすことばかりが器用になってしまいました。「自分にないもの」を直視する訓練ができていないので、巧くいかないことを常に自分に対して言い訳をしながらごまかす癖がついてしまいました。究極に、豊かなものを何も持たずに「快楽」を実現する方向に、若者が流れてしまったと言うことでしょうか。

日本の教育が危うい。本気でそう思います。教科書を教えることも、点数を取ることも大切かも知れませんが、本当に大切なことは、「人生の伸びしろ」を作ってやる作業だと思います。


新しく買ったパソコンに前使っていたソフトが入れられない
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