ぱそらぼ (ぱぁと1)

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貧困

2009年10月29日 | 社会派らぼ
企業の経済が少し上を向いて、不況が緩和されたかの錯覚に陥りますが、企業の経営改善は、生産が増えたことによるものでなく、必要経費を落としたことに起因します。つまり極端に言えば、社員を解雇して人件費を浮かせた分が、余裕になっただけの話で、企業は潤っても国民の生活は一向に潤いません。

非正規雇用の増加、高齢者の多さなどもあって、ここ最近の日本の貧困率は増すばかりと言います。低所得世帯では、当然ながら生活に困窮しているわけで、教育費などを捻出する余裕がないといった実体が懸念されています。そんな中、大阪府では、年収350万円以下の低所得世帯の私立高校生の授業料を無償化する方針を決めました。一方で公立高校の定員も増やす計画と言います。鳩山政権は公立高校の無償化も打ち出しているようですから、もう少しはこのような状態の緩和に繋がるでしょうか。

更に大学…となると、誰もが進学できる状況にはありません。常々、今の大学教育には色々な疑問も感じていましたので、この際根本的に見直しをしても良いのではないでしょうか。大学教育は高校よりも更に高い教育を受ける場ではありますが、現実問題として、更に後に続く就職後にどのくらい役立つ教育が展開されているかと言うと、かなりの無駄も感じます。大学は、もっと学問の世界を極めたいと思っている数少ない人達のものであっても良いというと、誤解を招くでしょうか。

大学に進学しなければ取得できない様々な資格は、それぞれ専門学校で学んで取得できるよう、制度を変更するというのはどうでしょうか。医師や教師、弁護士などの資格を取得して、その道に進もうとするなら、専門学校を卒業する。大学は本当に研究者の道に進もうとする人達の特殊な教育の場として、誰もが目指すところでなくても良いように思います。専門学校は、その道の仕事に就くことを前提に(条件に)、公的な資金援助があっても良いと思います。本当に有能な才能が、必ず最適の場で花開く世の中であって欲しいと思います。



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