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迷惑メール

2022年01月03日 | 社会派らぼ
新年早々、迷惑メールの削除作業ついでに、実際に停止されるかどうか定かではありませんが、「配信停止」の作業に明け暮れました。


もう昨年の事ですが、ニベア花王が「他の製品と混ぜて使わないでください」という異例の注意喚起を行いました。「青缶にコレで」をうたい文句に「シミは消える」と宣伝を繰り返した会社があったのです。「青缶」としか書かれてはいないのですが、写真には「NIVEA」という文字が映っています。私も何度か見かけたことがありますが、かなり前から同様の広告が繰り返されており、広告会社に停止依頼を行ったりも使用ですが、問い合わせなどもあり、腹に据えかねて…の措置でしょうか。

ニベア花王ほどの企業はさすが…、訴えるとかの手段でなく「他の製品と混ぜると、本来の働きが失われる」として混ぜる行為自体をたしなめるソフト路線で、社会の注目を惹くことに成功したようです。肝心の広告主は、問題の広告制作には関与していないと回答したようです。調査をする…との事ですが、トカゲの尻尾切りで幕が引かれる感が否めません。広告会社のモラル云々も取りざたされますが、こちらも結局は「いたちごっこ」の顛末をたどるしか無さそうです。


日本の広告費は、東日本大震災以来、成長を続けてきたようですが、2020年にはどんと減少しました。旅行会社、芸能・文化施設などのイベント告知が大きく減少し、巣ごもり生活でファッション、アクセサリー、化粧品なども大幅減。マスコミ4媒体広告費はすべて前年割れ。プロモーションメディア(屋外広告、交通広告、折込)も、営業時間短縮やイベント中止、交通機関利用者減少などの影響で、広告収入は大きく減少。新型コロナウイルス感染症拡大の煽りと言えるでしょうか。唯一インターネット広告は、プラスだったとか。21年度は20年度よりは10%増。ここでもインターネット広告が一段と成長し全体を牽引しているようです。

好むと好まざるとに関わらず、今後もネット広告は増大し続けると思われます。コンプレックスを刺激するようなものや怪しいものは、正論では不愉快だと言われつつ、クリックを誘発しやすく、広告的には「見てもらえた」という評価につながります。他のメディアに比べて制作費もかからないところも魅力でしょう。

政府もやっと取り組みが議論されているようですが、ネット世界のスピードにはお役所は太刀打ちできそうもありません。要は、いくら広告を打っても、売り上げに繋がらないという事を企業側が理解するしかないのでしょうか。製品名を連呼したり、人間のイヤな部分を突っつくような広告ではなく、もっと壮大でアートの域にも迫るかの広告を競う時代になればいいですね。

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