ぱそらぼ (ぱぁと1)

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書道パフォーマンス

2009年09月18日 | ぱそこん道
「書道パフォーマンス」が流行っていると言います。初めて聞いた方もおられるかも知れませんね。書道に音楽とダンスの要素が取り込まれたと説明をしても、初めての方にはイメージをするのが難しいかも知れません。

おもに高校書道部女子が取り組んでいるようですが、音楽を流し、リズムに合わせ、複数人がダンスのようにはねたり跳んだりしながら、大きな紙に太い筆で大きな作品を仕上げていきます。席上揮毫と呼ぶのでしょうか。従来の書道界でも、毛氈を敷き詰めて、バケツにほうきほどの筆を突っ込んで、書き上げるパフォーマンスはありますから、今更目新しくはないかも知れません。が、最近の書道パフォーマンスは、これに音楽やダンスの要素が加わります。

このような試みの紹介は…、大抵が「新しい」といった切り口ですから、概ね好評です。書道パフォーマンスにあこがれて入部という女子高校生も珍しくないようです。若い世代が、伝統分野に興味を持ち、溌剌としたエネルギーを発散させる姿は、スポーツに相通ずるものとしてさわやかです。意外性も手伝って、見た人の興味は惹きます。

一方当然ですが「あれは書道ではない」という批判も聞かれます。パフォーマンスは書道以外の要素が強すぎるというものです。高校生中心の活動なので、衣装やメークが派手になることを懸念する声も聞かれます。競技としては、審査基準がハッキリしていないとの未熟さの指摘もあるようです。

新しい息吹を頭ごなしに否定せずに受け容れられるかどうかで、人としての度量が測られるというのはあるかも知れませんが、個人的には敢えて「否」としてみたいと思います。新しい競技種目が増えるように、新しい分野として確立されるのは、面白いかも知れません。が、古来「道」とつく分野のものは「技」よりも「心」を重視し、テクニックよりも生き様を問うといった厳しさを持ち合わせます。それは「書道」についても然りで、人として自分の心に立ち向かうものであり、結局は誰にも手助けのできない孤独な世界でもあります。そういう意味で、この書道パフォーマンスの目指すものはもう少し違っている気がするからです。

どんな激情を表現するにも、心を鎮め邪念を払い、一瞬に想いを凝縮しなければなりません。個性だとか、らしさとかの言葉に逃げず、デザインやデフォルメの技巧に頼らず、自分の中を貫く何かに心を沿わせること。それが相通じるような気がして、「パソコン道」という呼び方を提唱しているのですから。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんなときに… (525)
2009-09-19 09:13:30
先生! こんなときに…
こんなタイトルで更新されるなんて…
コメントしたくなるじゃないですか。

いろいろなパフォーマンスは聞きますね。
でも、今は文がまとまりませーん。
また、お話しましょう。
返信する
…笑… (らぼ)
2009-09-19 22:39:15
こんなときに…笑

書道の先生には又、それなりのご意見があるのでしょうね。又聞かせてください。私の解釈は、あくまで私流ですので。。。。
返信する

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