公開時にみそこねて、高槻のセレクトシネマで、昨日から上映が始まった。友人のお薦めどおりの、傑作。というか、私はこういう映画が大好きだ。単純に涙が出た。ちょうどデコちゃんの少女時代の2作を観て、病院の定期検査経由で、高槻で観たので作風はまったく違うが、どちらも、こどもが主人公で、少女時代のデコちゃんの繊細な表情と重なり、感極まった。観終わって、自分の中の、失われたこどもの心の部分がうずいた。
主人 . . . 本文を読む
デコちゃんの表情をみているとこどもの頃の自分を思い出すのかもしれない。というか、こどもの頃の素直なまっすぐな感情。動物が大好きで、すねたり、喧嘩したり、むきになったり、夢中になったり、泣いたり、怒ったり、空や、風や、草や、大地とつながっていて、自然と仲良しだった、あの頃。
こどもの感性を、いつの間にか、忘れてしまう。優しい心、好きなことなら、いつまでも続けられる力、あとさきをかえりみず、今に夢中 . . . 本文を読む
おもしろかった~。ヒロインのチエを演じる吉高由里子が、こんなに運動神経がいいとは思わなかった。
チエの乗る原チャリとパン工場の工員、田無が乗る自転車とが並んで疾走するシーン、つかみあいの喧嘩と、二人のかけあいがとにかく楽しい。靴の投げあいの後、いきなり田無に突っかかってゆくチエの勢いとすばやい身のこなしには、息をのんだ。続く白川和子の意外な登場にびっくりし、その後の展開には、笑って、あっけにとら . . . 本文を読む
今朝、起きるのがぎりぎりで、地下鉄九条駅を降りて、シネ・ヌーヴォに小走りで行くと、10時の上映まであと5分程度というのに、劇場前には切符を買う人の行列が…。場内に入ると、なんとほぼ満席で、上映時間が若干ずれこむほど。若い人の姿が少なく、年配の方が大半だったのは残念だったが、(若者は朝弱いからかも)デコちゃんの姿をスクリーンで観たいと映画館まで駆けつける人がこれだけたくさんいる、という . . . 本文を読む
明日から九条のシネ・ヌーヴォで、高峰秀子さんの主演作34本の一挙上映が始まります。トップバッターの『綴方教室』はデコちゃんが14歳のとき(昭和13年))、『馬』はその後、延べ3年間かけて撮影された(昭和16年)もので、溌剌としたデコちゃんの表情を目にすることができます。喜びも悲しみもいろんなものが入り交ざっていて私の大好きな作品です。かなり以前に、ビデオで観ただけか、『馬』だけは映画館でも観たよう . . . 本文を読む