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朝日と野党、共に没落へ

2018-05-13 23:31:55 | マスメディア
 5月6日付のデイリー新潮によると朝日の実発行部数は遂に390万部にまで落ち込んだそうである。ネタ元は朝日新聞OBの川村二郎氏とある。これは週刊新潮の推定値であるが前年の2017年3月期の公表値641万部余りに比べ実に40%の減少であるが、公表値には押し紙による水増しがあると考えられるので実質の減少率は20%くらいだろうか。もしこれが本当だとするとこの凋落は時代の変化を示す兆候と理解できる。

 旧希望の党の玉木代表は親から「そろそろ出たほうがいい」と言われたので、国会に出ることにしたという。親から言われてもこんな内部事情は発表しないのが普通である。私は一人前の男ではなく子供並みだと公言するも同然だからである。しかしこの人が公党の党首なのである。彼は政党の代表だけでなく、人間の質においても野党を代表しているように思う。また野党が国会に出るのを決めたのは、日経の世論調査で64%が審議拒否を不適当と答えたためと言われている。朝日や毎日は世論調査さえしなかった。左派メディアと野党の認識能力の低さは目を覆うばかりである。

 そしてこの野党の凋落と朝日の凋落がほぼ同時に起きていることが興味深い。前々回の記事で、左派メディアが野党を支持し、野党を批判せず、甘やかしてきたことがアホな野党を生み出したと述べた。メディアと野党の安易なもたれあい構造であり、継続的な腐敗状態と言ってもよいと思う。朝日と野党は手を携えて墓穴を掘ったのである。

 朝日・野党の連合が没落傾向を示すことになったのは他にも理由があるだろう。左派の支持層である高齢層が減少していることや、ネットの利用が広がり、新聞の購読者が減少していることなどが考えられる。しかしこの急激な朝日の部数減少は朝日・野党の頑なな主張が現実に合わないという認識が広がったことにあるように思う。この認識にはネット情報が役に立っているわけで、既存メディアの情報独占状態が崩された結果と見ることができる。

 政治家や芸能人などの下らない不倫報道で有名な週刊新潮であるが、この報道は珍しく価値がある。不倫報道は役に立たないが、朝日の退潮を示すこの記事は時代の潮流が変わり始めていることを世に知らせる意味がある(本当ならば)。東大生は既に何年も前から誰ひとり朝日には応募しなくなったと言われている。さすがに東大生は目敏(ざと)い。


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2 コメント

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左派の頭目は「ボン」ばかり? (HAKASE (jnkt32))
2018-05-15 04:27:24
お早うございます。20日に近い 野党の国会審議拒否
を終わらせたきっかけが、当該議員の「親の一言」の
所は、憤りを超える笑止千万って感じ。もう救い様も
ない感じですね。失笑

朝日新聞も似た様なものでしょう。審議拒否終了の、
もう一つの理由が日経新聞の世論調査を受けてのもの
の様ですが、これは本来 朝日新聞が実施して 当該
野党各党に警告をすべきはずで、その務めさえ怠った
と来れば、もう新聞の価値そのものが失われていると
いう事でしょう。

当該野党も朝日新聞も、もう「奈落」なる同じ方向へ
心中するつもりで暴走してる様にしか見えません。
こんな様は、誰の目にも「危険につき追従禁止」に見
えて当然でしょう。つるんでの破滅は、双方の自由でしょうが。
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Unknown (okada)
2018-05-16 15:44:46
野党の情けなさは彼らの顔を見てもわかります。
野党と左派メディアの認識が一定の合理性を持っていたのは終戦後のある期間だけです。周囲の国の軍事的な能力が上がれば、見直す必要がありますが、彼らは頑として変わりませんでした。
その理由には興味がありますが、ひとつは野党とメディアが一体となってマスターベーションをしていたからでしょう。もたれあいの排他的な集団を作っていた結果なのでしょう。

彼らは力を失いつつありますが、それにはネットの影響が大きいと思います。逆に言えば、右寄りのメディアは果たすべき役割をあまり果たしてこなったということも言えると思います。ともあれ、素晴らしいことです。
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