静聴雨読

歴史文化を読み解く

チョウセンアサガオの不思議(総集編)・1

2007-06-27 04:27:21 | わが博物誌
道端のお宅にチョウセンアサガオの木(?)が一本ある。高さ3メートルほどの幹(?)から枝が出て、大きな黄色い花を30輪ほど咲かせている。花は直径15㎝ほどもある大振りのラッパのような姿で、下を向いている。このチョウセンアサガオを見たのが探索の発端であった。このチョウセンアサガオには不思議なことが多くある。

(不思議その1) これは草なのだろうか? 木なのだろうか? 一番目の不思議だ。
高さ3メートルの幹は茎とは呼べないしろものだ。
インターネットで調べると、チョウセンアサガオには草質(花が上向き)と木質(花が下向き)とがあるようだ。私の見たのは、花が下向きの木質のチョウセンアサガオだった。

(不思議その2) 花の咲く時期について。私の目撃したのは10月16日で、ほぼ満開の盛りであった。「アサガオ」の名がつくように、この花の盛りは短く、せいぜい1週間ではないか。しかし、この花は一度では終わらない。何週間か何ヶ月かすると、再び一斉に花開くと記憶している。それを年に何回も繰り返す。その後、違う場所で、11月と12月に開花を現認した。

今知りたいのは、開花の時期、周期、頻度である。いろいろな本にあたったところ、一年中咲く、というのが正しいらしい。1年間、道端のお宅のチョウセンアサガオを観察してみようと思う。

(不思議その3) その香りについて。 本によると、開花直後に香りがするという。「麝香のような」と形容した本もあった。これはまだ現認していない。  (つづく。2007/6)