in my room

静かなパラダイス

ジェイムズ・ブラウン…

2006年12月26日 | Weblog

うーん、亡くなりましたか。
まさかねぇ、エネルギーの固まりみたいなオッサンが
あっさり逝ってしまうとは…淋しいです!
あれ程の強烈な個性の持ち主にはなかなかお目にかかれない、残念です!
73歳らしいですが、諸説あってもう少し上だったかも?
今年も来日していたのになぁーっ!

僕は何回か来日公演に行きましたが、
この人のコンサートはとにかく楽しい。
ゲラゲラ笑えるし、そのサービス精神と惜しみのない
エネルギッシュなパフォーマンスは
“ア然!”の一言。本当に素晴らしい!(年なんぼやねん?という感じ)
“飛び散る汗”…それがジェイムズ・ブラウン…常に全力で出し惜しみは一切なし!
“ブッ飛ぶ!”という表現がまさにピッタリでした。

映画でも「ブルース・ブラザース」や「ロッキー4」で歌っていたし、
日本でも井筒さんの「ゲロッパ」とかね…どえらい人気者でした。
そういえば愛知県の蒲郡が舞台でしたねぇ…何でまた?

僕はコンサートに行くと人が多かったり、歌い過ぎたりで
グッタリ疲れてしまって、即帰宅というパターンがほとんどですが、
ジェイムズ・ブラウンを見た後では「よし、飲みに行くか!」と
いう気になるんですね。
メチャメチャ元気になるというか、ガッツを注入してくれるんです。

日本で働いていると、大の大人がガン首揃えて
どうでもいいような細かいことで時間を浪費していたり、
人間関係なども相当神経を使わなければならない。
ジェイムズ・ブラウンはやっぱり規格外というか、
「そんなん気にしてどないすんねん!」と
活を入れてくれる、あるいは励ましてくれるような存在でした。
大きな“父性”というものがあったように思う…関わったらたいへんそうですが…

麻薬でラリって人を撃ったり、バンドのギャラをケチったり…
かなり問題を抱えた人物でしたが、どういうわけか刑務所に入った途端に
急に善人になって理想的な模範囚を演じて?早めに出てくる。
そのあたりもけっこう笑える…「またやっとるわ!」という感じで。

昔はSP盤(=ドーナツ盤)というレコードがあって、
A面とB面で2曲入っているのですが、
超有名な「セックス・マシーン」はA面がフェード・アウトして終って、
B面にしたらなんと同じ曲がフェード・インで入ってくる。
メチャ長い曲だったんですね…なんや一曲やったんか?
いくらなんでも横着すぎますぜ?

こういう人はこの時代にはもう出てこない、というか出ようがない。
21世紀にはお目にかかれない“絶滅種”だったと思っています。
淋しいですね。


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