またまた映画のお話。
ジョン・ランディス 監督
1981年作品
僕らの世代ではジョン・ランディスは外せない。
反骨精神旺盛!(笑)勢いがあるし、なにしろ愉快で面白い!
「トワイライトゾーン」撮影時の事故で
死者を出してから元気がなくなった…残念!
原題は「ロンドンのアメリカ人狼男」。
タイトルの元ネタは「パリのアメリカ人」でしょう?!
主にロンドンが舞台。
大掛かりな都心(ピカデリー・サーカス)でのロケが見所。
満月の夜に…狼男に変身…人を襲う…
という古典をベースにしたホラー映画ですが
そこはランディス、コメディ要素も満載で悲しい話ですが
観終わった時には、なぜか「よしっ!」と元気が出る
不思議な味わいのよくできた作品です。
特殊メイクは一世を風靡したリック・ベイカー。
ランディスとベイカーのコンビは
マイケル・ジャクソン「スリラー」のMVでお馴染み。
ストーリーは端折りますが、やはり特撮が凄い。
アナログでよくぞここまで~恐いシーンもある。
でも、なぜか清々しい気分になる素敵な映画なんですね。
特典映像もお楽しみ!
ロンドンの病院の看護婦でやがて恋人になる
ジェニー・アガター→めちゃめちゃいい♡
まさに白衣の天使~この人の存在が物語の悲劇性を
救っているといってもいいでしょう。
白衣の着こなしが素晴らしい!(特に帽子)
地味な私服もリアルでとてもいい感じ。
イギリスが舞台なので
イギリス人女優を使っている、このあたりもさすが!
で、気になるのが音楽。
すべてタイトルに「月」がついている曲が使われている。
有名なボビー・ヴィントンの「ブルー・ムーン」
サム・クックのバージョンも出てくる。
アイルランド出身のヴァン・モリソン「ムーンダンス」
CCR「バッド・ムーン・ライジング」
マーセルズのドゥ・アップ版「ブルー・ムーン」でエンディング。
選曲~素晴らし過ぎ!(溜息&落涙)