こいつは新年早々縁起がいい…
素晴らしい映画!そして最高の気分!
「カリフォルニア・ドールズ」(1981年・米)
監督/ロバート・アルドリッチ(1918-83)
よくできている!この職人(監督)の豪腕はスゴい!
学生時代に一度観ていますが、
感激のあまり久しぶりに映画館で泣いてしまいました。
遺作がこれ程パワフルなのには驚きを隠せない!
アメリカ女子プロレス。
2人の女子レスラーと冴えないけれど
抜け目のないマネージャー兼トレーナーの物語。
メインは試合ですが、
転戦→車での移動→ロード・ムービーでもある。
泣き笑いの人間模様が車中で流れるオペラ「道化師」と被る。
詳細は省きますが、
クライマックスの盛り上がり方が半端ではない!
映画が面白くなる要素をこれでもか、というくらい
てんこ盛りに詰め込んでくる。
このあたりの演出力、力量→ド肝を抜かれます!(手に汗)
やはり「ロッキー」(1976年)が手本ですかね?!
「ロバート・アルドリッチ大全」(国書刊行会)
女子プロレス→興行の世界→うさん臭い。
しかし、主役の2人の女子レスラーが“下品ではない”。
僕はこの映画の最も優れたところは“ここ”だと思う。
さらにはラストのフェアなスポーツマンシップ…
もちろんピーター・フォーク、バート・ヤング他の
キャスティングも素晴らしい。
余談ですが冒頭に出てくる日本人レスラー・ミミ萩原(懐かしい)の
スピードと技の切れ味→スゴすぎ!(ビビッた!)
足元がふらついて惨めで冴えない人生でも
“誇り”と“ガッツ”、そして“希望”は決して捨ててはならない!
そんなことを教えてくれるヒューマンな傑作です!