僕の通っていた大学には(鼻につく?)山の手育ちや
帰国子女もたくさん通っていた。
僕は大阪の下町育ちで東京では品川区のボロいアパート暮らしだったので、
当初、カルチャー・ギャップに大いに悩まされることになる。
「こいつら全然オモロないわ~」などと言いつつも、
かなり気後れしていたのも確か。東京はアウェーだしね。
こうして引きこもり&オタク路線を突き進んで行くわけだが…当然でしょ!
しかし、時間が経つにつれ良い友達もできたし、
小粋なガールフレンドなんかもちらほらと。
話してみると、奴らは背負っているものも大きいし(親が立派)、
家の締め付けなどもかなり厳しいらしく、
こちらが思っているほど羨ましい世界ではないことがわかってきた。
逆に僕のような自由気ままでシガラミのない生活がしたいということも…
こうして当初抱いていた「気後れ感」はだんだんと薄れていくことになる。
温度差は解消されないけれど、これは育ち方や環境が異なるので仕方ない。
後はハッピーでウハウハの学生生活…なんて
そうは世の中うまくいかない!
ここで僕が感じた“関東山の手お嬢様”の特徴を挙げると
●しっかりとした価値観を持っている。
●意志が強く感情のブレがない。あるいは人には見せない。
●相手の目をシッカリと見つめて話をし、自分の意見をハッキリと言う。
●強固で幅広いネットワークを持っている。
●勉強熱心な素振りは見せないが成績はとても良い。
●何事にもソツがなく絶対に恥はかかない。
●いい加減な事やあいまいな事には拒否反応を示す。
●冗談が通じない。特に関西ネタは120%ダメ。
●買い物は母親と行く。
●我慢強いが限界を超えると場所がどこであれ泣く。
クレームが来そうなのでこのへんで。
もう少しあるんだけど…
東京と横浜の子では雰囲気やノリが違ったりして、(ファッションなど)
そのあたりも慣れてくると興味深い。
今ではこういう人たちと関わっていくのは少々気が重い。
間違いなく良い暮らしをしているであろう。
蕎麦屋あたりでゆっくり話したい気もするけど…
「あなた、まだそんなことやってるの?」
決まってそう言うに違いない。