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静かなパラダイス

キャロル・キング…

2010年03月06日 | Weblog

雨の週末。
やっぱりキャロル・キング…いいですね。

土曜日なので普段よりも音量やや大きめ。
窓から見える車の流れや傘をさしながら歩く人々…
そんなありきたりの情景も何かしら絵になります。


「タペストリー(つづれおり)」(1971年)
2200万枚以上売れている史上屈指の名盤。

4月にジェイムス・テイラーとともに
来日することは下で書きました~行きたいなぁ。
一昨年の11月だったかな、
この時の公演も素晴らしかったようですね。

簡単ですがキャロル・キングの経歴なんぞ…

ニューヨーク・ブルックリン出身。
10代より歌手としてキャリア・スタート。
歌手としては鳴かず飛ばず。
夫のジェリー・ゴフィンと作詞・作曲家チームとして
現在でも歌い継がれているヒット曲を数多く発表。
曲の作り手と歌い手、当時は分業制だったんですね。
僕はどちらかというとこのあたりの方が詳しいです。
シュレルズ、リトル・エヴァ…などなど
ドリフターズの「アップ・オン・ザ・ルーフ」とかね。


若かりしジェリー・ゴフィン&キャロル・キング。

突如、イギリス・リバプールからビートルズ登場!!!
彼らは自分たちで曲を作って自ら演奏し歌った。
ボブ・ディランしかり~たちまち世界の主流に。
音楽が単なる娯楽ではなく、
「自己表現」「社会や時代へのメッセージ」
さらには「芸術」の域にまで昇華していった。
時代が変わった→作詞・作曲家チームは時代遅れ→仕事ナシ!
苦しい時期だったでしょうね?!


ザ・シティ「夢語り」(1968年)
以前のブログでも登場。
1960年代後半の空気感…良いんです◎!

その頃、夫のゴフィンとも離別し、
子供を連れてニューヨークからロスへ移住。
ギターのダニー・クーチ(4月に一緒に来日)、
ベースのチャールズ・ラーキー(再婚)と3人で「ザ・シティ」結成。
ダニー・クーチはその前に「フライング・マシーン」というグループで
幼なじみのジェイムズ・テイラーと一緒に活動していました。
このあたりの人脈はなかなか興味深いです。
しかし、ステージ恐怖症で公演をドタキャンしたり…
結局、「ザ・シティ」はアルバム1枚のみで解散。


「ジョー・ママ」(1970年)
アビゲイル・ヘイネス(女性ヴォーカル)~ソウルです!

で、ダニー・クーチとチャールズ・ラーキーが中心となって結成したのが
「ジョー・ママ」というグループ。
「ジョー・ママ」いいっすねぇ!大好きなんです!
ソウルフルな素晴らしいサウンド!
ギターのバッキングとかね、メチャメチャいい!

名プロデュサー、ルー・アドラーの助力で
キャロル・キングはソロになり、
二作目の「タペストリー(つづれおり)」で大成功!
その頃にはすでにビートルズは解散。
60年代で疲弊したアメリカが求めた音楽は…
再び追い風になってきたんですね。

こんなところかな。
ですから4月に来日するメンバーは
このあたりの事情を知っている者にとっては
“マスト!”“涙もの!”
絶対に観ておかなければならんのですが…

私は…い、行けない!(大粒涙)

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