カナダ出身の気鋭の脚本家・映画監督
ドゥニ・ヴィルヌーヴ…カナダに多いフランス系?
言わずと知れた「ブレードランナー2049」(2017年・米)の監督。
涙なくして観られない傑作ですが、引っ掛かるところもある。
神懸かり的カルト・ムービーの続編は期待値が高くて大変です!
モヤモヤっとしたSF映画「メッセージ」(2016年・米)
原題「Arrival」
最初に観た時にはワケがわからず、
二度目でなんとなく僕なりに理解できた。
初めて観たこの監督の映画が「プリズナーズ」(2013年.米)
少女誘拐クライム・サスペンスの傑作!
この時は監督の名前も知らずに
俳優のポール・ダノ目当てにレンタルで観ましたが、
これ以上はないと思えるほど悲惨な役。(泣)
「ボーダーライン」(2015年・米)
原題「Sicario」
CIAがFBIと組んだ壮絶なメキシコ麻薬カルテル壊滅作戦。
「静かなる叫び」(脚本・監督 2009年・カナダ)
原題「Polytechnique」モノクロ映画
学生によるモントリオール理工科大学銃撃事件を題材に
生存者の心の傷と葛藤をリアルに描く衝撃作。
出世作「灼熱の魂」(脚本・監督 2010年・カナダ)
原題「Incendies」まだ観ていない。
どの映画も見応えがあってスゲェ!と感心させられる。
世間の評価はやや低めですが
僕好みというか、この監督らしさが出ていると思う映画が
「複製された男」(2013年・カナダ/スペイン)
原題「Enemy」
カナダ・トロントが舞台のサスペンス・ミステリー。
スタイリッシュなこの監督は都会が舞台であってほしい。
大学で歴史を教える男(ジェイク・ギレンホール)が
同僚から薦められた映画を観ると
自分と瓜二つの俳優が出ているのを見つけて会いに行く…
さてどうなるのか?
これは面白い!
男なら誰しも(?)身につまされる話でもある。(笑)
身重の妻と恋人の二人の女優がリアル◎!
主人公の母親役がイザベラ・ロッセリーニ。
デヴィッド・リンチ? なるほどね…という配役!
https://www.youtube.com/watch?v=XZbaRd9gO3Q
エンディングで流れるのが、
ザ・ウォーカー・ブラザーズ「After The Lights Go Out」(1966年)
映画の雰囲気とマッチしていてグッとくる!
難解でよくわからない?という人もいるようですが、
僕はビビッときた…原題が「Enemy=敵」ですからね。