グラン・プリ…

1966年アメリカ映画
監督：ジョン・フランケンハイマー
出演：ジェイムズ・ガーナー、イヴ・モンタン、三船敏郎　他

https://www.youtube.com/watch?v=ziuLqY6TloM

子供の頃にテレビで観て、とても印象に残った映画です。
たぶん日曜洋画劇場とかそんな番組…日本語吹替にカットだらけ…だったと思う。
DVDは永久保存板！



F1ドライバーの話。
僕は車にはまるで興味がないですが、この映画にはとても惹かれる。
なぜか？尽きることのない男のロマンが描かれているからでしょうか？
そして熟練職人の手仕事、クラフトマンシップは“胸熱”、憧れですね！
3時間と長い映画なので好きな場面を繰り返し観ている。
いまだに語り継がれるド迫力のレースシーンの奇跡的な撮影（260名の撮影隊）に
分割画面を駆使した凝りに凝った美しい映像が素晴らしい！



もっとも気に入っているのが、この人が出るシーン。
フェラーリのベテラン・ドライバー、J・P・サルティ（イヴ・モンタン）！
フェラーリの工場も出てくる…カッコよすぎ！（涙）
僕は昔からこの映画のイヴ・モンタンの大人の雰囲気が大好きなんですが、
気がつけば当時の彼の年齢をとっくに超えてしまっている。（焦）



本田宗一郎がモデルといわれている
矢村伊造（三船敏郎）も渋くて気合いが入っていてすごくいい！
ラジオやミシンも作っていると言っていたので、
映画では架空の会社にしているようですね。
（車体はマクラーレンだそうです）



それから、この映画のタイトル・デザインが
著名なグラフィック・デザイナーのソール・バス。
このあたりは、デザインをやっていると避けては通れない。
時代や事象を捉える目、表現のセンスに技術は抜群ですね。
素晴らしい仕事です！（溜息）