ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

MGデスティニーガンダム・通常版(その2)

2007年11月01日 | SEED・DESTINY
 最近のMGクラスのキットは、以前のモノと比べてパーツの細分化がさらに進んでいるような気がします。関節部を構成しているABS樹脂製ランナーなんかは見ていて「これはどこに使うんやろう?」と思うようなモノが大半を占めるようになってきています。それでいて組み立てやすさにはあまり変化が無いのはさすがバンダイさんと思います。


 胸部内部フレーム(肩関節基部除く)のパーツ分割はこんな感じです。写真中央よりちょっと上、逆Uの字型のエリのパーツが特徴的ですねぇ。
 普段はパイロットフィギュアを塗ることがあまり無い筆者ですが、今回はなぜか塗りました。シン君には上の写真ではすでにコクピット内に座ってもらっています。
 シン・アスカと聞くと、クイズ・ヘキサゴンⅡで最後の方に残ってしまう、つるの剛士(元・ウルトラマンダイナ)の顔が浮かんでしまいます(笑)。


 腰関節は回転・前後スイング・左右スイングの3つの可動軸の組み合わせになっています。最近のMGキットではよく見かける構成です。ボールジョイントより可動の確実性が高いような気がします。写真でいちばん上に写っているパーツの強度にやや不安がありますが、まあ大丈夫…かなぁ?(汗)。
 
 写真左:胸部フレーム左側のパーツに腰関節やコクピットブロック、コクピットハッチ開閉用ヒンジを取り付けた状態です。
 写真右:さらに首関節ボールジョイント・エリの外装・背中の可動部のフタを取り付けたところです。各部は矢印で示したように可動します。


 胸部フレーム(肩関節基部除く)に頭部を取り付けたところ。ホンマは首の外装パーツを取り付けてから頭を取り付けるのですが、なんとなくこの状態で写真を撮りたかったので…。

 
 写真左:肩関節基部パーツ(右側)のパーツ分割です。
 写真右:青い装甲パーツを関節ブロックに取り付けようとすると、どうしても青いパーツの可動軸の矢印で示した部分が白くなってしまいます。これにはゾッとしますが、この部分から先は抜け止めのためのストッパーですので、強度的な問題は無いようです。
 
 写真左:肩関節基部ブロック(右側)。装甲パーツがただくっ付いているだけでなく、連動可動(?)するようになっています。
 写真右:手前に写っているパーツ(K52・53)は関節ブロックを引き出した時にスライドして見栄えを良くするパーツだと思われますが、このパーツの存在が肩関節基部が上に(肩を怒らせる方向に)可動しないことにいちばん深く関わっているような感じですねぇ。せっかく上に可動する軸があるというのに…(汗)。


 肩関節基部ブロックは、胸部フレームに取り付ける時に可動式装甲がジャマになって(というか可動軸が破損しそうで)作業しにくいです。肩関節ブロックを写真のような状態にしてから取り付けると作業しやすいです。


 胸部フレームを上から見たところ(写真上が前側です)。肩関節軸が大きく前方にせり出すようになっています。ここまで動くとアロンダイトの両手持ちも余裕でしょうねぇ。一方、キットのままでは肩関節軸が上や後ろには可動しないようになっています。その点では無印1/100キットのシンプルな構造の方が良かったかなぁと思います。

 
 写真左:胸正面装甲のパーツはゲート部分がかなり太いので、ニッパーで切り出す時には注意が必要です。また、ピンク色の線で示した部分はパーツのフチがめくれ上がっているような形になっていますので、装甲をすべてフレームに組み付けてから耐水ペーパーでならして平らにすると良いと思います。
 写真右:背中側の装甲パーツは、矢印で示した部分が弱点です。パーツの切り出し時やゲート処理の際には、ここを折ってしまわないように注意しましょう。


 写真左:装甲パーツは薄い部分や細い部分が多いので、フレームに取り付ける時にも注意が必要です。力を掛け過ぎて「ペキッ」とパーツが割れてしまってはマズいですからねぇ。あと、胸ダクトのフィンは裏表の違いに注意しましょう。一度はめ込んだらなかなか取れませんので…(汗)。
 写真右:MGでは恒例ですが、コクピットハッチは開閉式です。ハッチはかなり大きく開くので、フィギュアを塗っておいて良かったぁ♪

 
 これだけ装甲がパーツ分割されていると、すき間が出来てしまうことが多いと思うのですが、大きなすき間も無くピタリとまとまります。スゴい精度です。
 無印1/100キット改造品との比較はまた次回に…。