ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

緊急特別企画・1/100ガンダムエクシア サンプル品レポート(その3)

2007年11月08日 | サンプルレポートシリーズ

 早いところでは今日、店頭に並んでいる1/100ガンダムエクシア、もう入手して組み立てたという方もいらっしゃるでしょう。今後、購入をお考えの方は、当記事を参考にしていただければさいわいですが、バンダイプロショップの加盟店にはサンプルが展示されているはずですので、ぜひ実物を見て(可能ならば手に取って)判断してくださいね。やっぱり実物をじかに見るというのは大きいですから…。

 製品が発売されたので、ガンガン行きます。

 腰はこのようなパーツ分割です。股関節は前に書いたようにバスターガンダムのキットのような(ガンダムMk-Ⅱ的というか…)構造になっていますので、腰フレームの股関節は軸だけです。写真左上のパーツはアクションベースへ取り付けるためのアダプターで、写真の一番上のパーツは腰を横方向にスイングした時にウエスト部分にすき間が出来ないようにするパーツです。写真左下はGNビームダガーのラック関係のパーツです。黄色い線で示した部分でカットすれば、左右独立可動になりそうな雰囲気です。
 
 特に難しいところはなく、すんなり組み上がりました。腰フロントアーマーは久々のポリ可動です。フロントアーマーのグレー部分は残念ながら色分けされていないので、ガンダムマーカーで塗りました(シールは付属)。
 腰後ろの赤い部分はついに別パーツ化されました。

 ダガーラックの可動は、上方向に起こしてから横に倒すという手順になっています。やっぱりラック基部のパーツのつながっている部分を切断して、左右独立可動にしたいところですねぇ。


 ウエスト部分の可動は回転と横方向へのスイングです。股関節にボールジョイント受けのポリキャップを使用していないので、通常では股関節に使われるポリキャップは余ります。その分をウエストの可動に使用しても良さそうですが、デザイン的に前後スイングを設けるスペースが取れなかったのかもしれません。
 ウエストを横方向に傾けた場合、フレーム状のパーツが露出してスカスカ感を軽減してくれます。


 右腕のパーツ分割はこんな感じです。ヒジ関節はABS樹脂の二重関節で、あとはポリキャップです。



 ヒジ関節はヘイズル以降の1/144HGUCキットのモノと大差ないぐらいコンパクトにまとめられていて、二重ヒジ関節特有の間延び感がありません。保持力は充分です。それ以外の関節はおなじみのポリキャップです。やや手首のボールジョイントがユルいかなぁと思いましたが、重い武器は前腕にガッチリ固定されますので問題ないでしょう。好みに応じて軸に瞬間接着剤をコートしてキツめにセッティングしたり、逆に軸にペーパー掛けしてユルめにセッティングするなりのカスタマイズをすると良いと思います。やっぱりポリキャップだと、関節の固さ調節が気楽にできますねぇ。
 上腕部はベルト状パーツの後ハメ化の方法を考えなくてはなりません。現状では上腕の合わせ目消しが難しいですからねぇ。

 ベルト先端を上図のように斜めにカットしてやるだけでOKなら良いのですが、うまく行くかどうかは分かりません。抜けやすくなったり、逆にハマらなくなるかも…(汗)。


 前腕の内部。武器の取り付け部はヒジ関節も兼ねます。前腕後ろ側のベルトはなんとか後ハメ可能ですので、組み立て時に付け忘れても大丈夫です(←実際にもう片方の腕の組み立てでは忘れていて、後ハメしました:汗)。


 ヒジ関節はここまで曲がります。もうちょっと曲がるかなぁと思いましたが、可動範囲確保のためにヒジ関節が長くなるよりもマシかと…。


 芸コマなところです。写真では分かりにくいですが、パーツの分割ラインが工夫されていて、組み立てると小さな台形の凸モールドが完成します。


 肩を回さなくても腕はここまで上がります。


 手首はガンダムSEED1/100シリーズ以来、伝統となっている「ユルく握った細長い穴開きゲンコツ」です。そのためか、ちょっと腕が長く見えますねぇ。


 太ももです。球状パーツの付け根で回転可能。太ももの可動部はすべてポリキャップです。

 太ももはこんな構造です。正面に付くベルトパーツは残念ながら後ハメ不可能です。

 GNロングブレード/ショートブレードのラックは差し替え式です。さすがに伸縮収納機能を仕込むのは無理ですねぇ。
 HGキットではブレードをラックに取り付けると股関節の可動範囲が大幅に狭くなりましたが、1/100では股関節の構造の変更により、かなり改善されているのではないかと思います。


 股関節の可動範囲はHGと比べて大幅に広くなりましたが、その分、脚を大きく開くと太ももが腰リアアーマーと干渉します。アーマー裏側の、黄緑色の線で示した部分のエッジをデザインナイフのカンナ掛けで軽く削っておけば、可動範囲が広がるところまではいかなくても、コスレによる塗装ハゲは軽減できると思います。フロントアーマー裏側にもやっておくと良いですよ♪


 70年代スーパーロボット風のポーズで…。ポーズの付け方によってはウエスト下端の青いパーツのエッジがフロントアーマー上部のグレー部分と干渉するので、塗装ハゲには要注意です。
 股関節&ヒザ関節上側の可動部の固さは普通です。大きな羽根などを背負っているわけではないので、保持力はまあ大丈夫でしょう。ポリキャップの取り付け部分に遊びが無いので、手で持った時に関節部がカクカクすることがないのが良いですよ♪