ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

HG ティエレン地上型(その2)

2007年11月27日 | ガンダム00
 HGティエレンの続きです。

 写真左:胸の内部の芯となるパーツです。左右両側にポリキャップが付きます。
 写真右:そのパーツの上に頭部の基部となるパーツを取り付け、前からは胸の正面装甲をかぶせ、胸左側の外装パーツも取り付けた(写真では分かりにくいですが)状態です。胸の下側にポリキャップが配置されることにより、上半身を前後に傾けることができます。


 ザクの右肩シールドのようにL字型に曲がった胸部正面装甲が武骨ですねぇ。ティエレンのデザインでは、この「L字型に曲がった装甲の真ん中に小さな丸穴が開いている」という部分が何ヶ所もあるのですが、これがデザインのキーポイントになってるようですねぇ。パイロットスーツのヘルメットにも同様のデザインが採り入れられています
 顔のちょっと前の部分にペリスコープと乗降用(?)ハッチがあります。このペリスコープ、見る角度によってはザクの口のダクトのようにも見えますねぇ。


 ガンダムエクシアやデュナメスでは、胸の両サイドのブロックが可動するギミックが盛り込まれていますが、ティエレンでも同様に胸の両サイドのブロックが前方に回り込むギミックがあります。デザインでもこの可動部が明確に設けられているのが分かります。上の写真は右胸のブロックです。肩関節軸のパーツが、胸中央部への接続部も兼ねています(写真右端)。この接続部が、この記事の一番上の写真に写っているポリキャップへ接続されます。

 胸部を上から見たところ。胸のブロックが40度ぐらい前方に回り込んでいるのが分かります。見た目的には、胸中央のドラム状パーツ外周のレールに沿って胸両サイドのブロックが移動しているように見えます。まるで実在するメカのように説得力のある動きをします♪
 実は胸両サイドブロックの前後貼り合わせ部分の合わせ目は、プラを溶かすタイプの接着剤を使用し(筆者はGSIクレオスの「Mr.セメント リモネン系」を使用)、溶けたプラスチックがムニュッとはみ出したモノを溶接跡として利用しようとしたのですが、左右で溶けたプラスチックの量に差が出てしまったので溶接跡の再現は断念しました(汗)。


 ほぼ組み上がった胸部です。かなりの巨体です。特に横方向のボリュームがとんでもないことになっています。どのぐらい幅広かといいますと…

 1/144スケールのキットであるにも関わらず、1/100スケールのザクよりもはるかにボディー横幅が広いんです(!)。で、デカいぞティエレン! これで1200円とは驚きです。


 背中に付くコンテナ状のパーツは、パーティングラインが目立つ位置にあるので、丁寧にラインを消しておきましょう。



 背中の箱や肩のライト(?)、わき腹の増加装甲などを取り付けた状態です。従来のMSとは全く違うデザインですが、あえて言うならザメルに似てる、かな?(←いや、ぜんぜん違う!)

 
 写真左:ウエスト部のパーツは、この形状で1パーツ成形です。ちょっと前のキットなら2パーツ貼り合わせになっているようなパーツです。成形&設計技術の進歩を感じます。
 写真右:このウエストのパーツですが、ネット上では「説明書に書いてある向きは前後逆ではないか?」という話題が出ています。試しに前後逆に取り付けてみると、実に良い感じです。設定画とよく見比べてみましたが、こちらが正解のような気がします。可動範囲も充分確保されています。


 戦車の増加装甲では、同じ形の小さな装甲を並べたモノをよく見かけます。そこで…

 わき腹の増加装甲(赤線で囲った部分)のパーツを複数用意して、ピンクの線で示したように装甲を並べてみるというのはどうかなぁと思います。ウエスト付近のスカスカ感も解消できるし、可動にも支障は無さそうです。ただし、パーツ請求で部品をそろえるのは反則ですが…(汗)。