ヘンリ-・ダイア-は、スコットランド出身の英国人です。私には、初めて知る名前です。1873~1882年、東大工学部の前身工部学校の校長として来日。
日本の工学技術教育の礎を築き「我国近代科学技術教育の父」と称えられているそうです。終生 日本を愛し、日本を高く評価していたそうで、彼の著書「大日本」に当時の日本人が詳細に記述されているようです。
大日本の外交から
”日本人の中にある強烈な愛国心と祖国を諸外国と対等の立場に立たせようという決意が、幕末以来のうねりの持つ重要な要因となり、日本の在り方を根底から変革した・・”
日露戦争に関して
”ロシアとの戦争が極めて明確に証明したのは、日本の国民精神をを弱めなかったということだ。人格、意志の力の修練 英国、西洋の諸外国は、日本から学ぶことが多い。・・・”
今の日本人を見て、ヘンリ-・ダイア-はどんな感じを抱くでしょうか?
戦後しばらくは 日本人魂が残っていたような気がしますが、私たちを含め子供たち世代を見ても、昭和初期頃までの日本人とは、別人種のように思います。
日本の武士道精神は何処へ行ってしまったのでしょうか?