気学に詳しい89歳になる親しい知人。体力は兎も角、知識欲旺盛で、今なお、心理学、哲学等々、貪欲に勉強されています。二人の娘が近々フランス、シカゴへ行きます。渡航する日時に気学上問題がないように調べてもらい、一安心。どうも年齢とともに、人生❓に臆病になっていくようです。
お彼岸の光明寺の説教は、「タモリ倶楽部」、テレビや新聞等で話題になった『「お寺の掲示板」に見る仏様の教え』。少し ご紹介します。
*人の悪口は嘘でも面白いが 自分の悪口は本当でも腹が立つ
*過去を自慢するのは進歩の止まった証拠
*ばれてるぜ
*もう逃げられん
*お前も死ぬぞ 釈尊 竹林山 願蓮寺 (大賞)
*人生一生 酒一升 あるかと思えばもう空か 東本願寺 (私はこれが気に入りました。)
*死はいつかくるものではなく いつでも来るもの 樹木希林
*のぞみはありませんが ひかりはあります 新幹線駅員 (ひかりは仏様の知恵や慈悲を云っています。 河合隼雄、タモリがお気に入りだったようです。)
*他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる 築地本願寺
これからお寺の掲示板を見る楽しみができました。日野原重明の著書に手がかりを求めて、通勤往復でボチボチ読んでみましたが、生死のことは、分からない・・・・。生きることと死ぬことは、イクオ-ルであるような気もしますが・・・。冒頭の89歳は年を取ったからこそ、見えてくること、分かってくることがあると言われます。
入院している人や手術を受ける人が増えてきた私の周辺。「早くお迎えに来てほしい!」「怖い!」「元気になりたい」 人によって思いは様々。"生老病死”の四苦は、生まれてきたからには、否応なく突きつけられる命題です。