昨日の法会で、もう一つ心に残る言葉がありました。人間には、避けることのできない五つの事がある。
"老、病、死、滅、尽"。今は分かっているつもりでも、いざとなったら取り乱すのが、私たち凡人の姿です。私の身辺にも、老いに加えて病に不意打ちされて、ショックを受けている知友人が増えてきました。だからこそ阿弥陀仏を信ずると言う事のようです。
”樹心佛地”心を阿弥陀様の教えに樹てるの意味で、親鸞聖人の言葉だそうです。
「御堂」と言う月刊誌の元編集長の佐々木氏が、現代人は「時間はあるけどゆとりがない」「長寿はあるけど喜びがない」「houseはあるがhomeがない」。なるほど・・・。私のことを言われているような・・・・
丁度読み終えた 高峰三枝子の自伝書「人生は花いろ女いろ」に、彼女は毎朝お経を唱えるとありました。特別な信仰も宗教も持っていない私。一番短いお経、「般若心経」を唱えてみようかしら・・・・。少しはシャキッとするかもしれない。