・・・年寄りが集まるサークルに行ってきた。
老人同志の会話は自分でも気が付いているが、会話の相手の事を考えないで話をする事が多い。
従って、よくあることですが、一つの話題について、話し出した時に、少し話が弾んで、会話が進むと、お互い違う内容をしゃべっていることに気が付く場合がある。
今日のサークルでの会話の場合だと、「あの人が見つかったそうですね」とA氏が発言した。
B氏が「死んでいたそうですね」と相槌を打った。
そこで、A氏は気が付いて、「私が話しているのは、先回、のサークルで雑談した時に、アパートの住人が行方不明と云う話題の、あの人の事ですよ」と云うと、B氏が「私が話しているのは、その事でなく、今朝、テレビで報道していた有名な事件の話かと思った」と応じていた。
こんなトンチンカンな話は、年を取ると日常茶飯事になる、頭が、自分のしゃべりたい内容でいっぱいになって、聞き手に「先日の話題の人の事ですが、・・・・」と云う前置きを言わないで、いきなり本題の話をしていることが多い。
受け手の聞いている人の頭の中を、ちょっと思いやって考えれば、当然、出てくる前置きの言葉を言ってないのは、老人の頭に、若い時ほど、会話に余裕がない証拠です。
こんな状況を、防ぐためには、人と話すときは、相手の気持ちを思いやる余裕をもって、会話をする前に、一呼吸置く事を心掛ける必要があるようです。